『ふっか姫物語』阿部ノ翁とお康と5人の貴公子〜帝を添えて〜 (ページ6)

今日:15 hit、昨日:5 hit、合計:14,188 hit

🎍 ページ6

深「さあ、どうされます？」

佐「ふっか姫と結婚はしたいけど、嫁も手放せないんだよ〜」

渡「化粧水渡す位なら独身貫くわ」

宮「流石に左大臣様から頂いた物を差し出すのは…ね」

岩「他力本願で出れるような場所じゃないから」

目「イケメンて男の事だし…え？ふっか姫男なの？」

正当な理由やら天然ボケやらありますが、何れにせよ求婚は失敗のようです。

阿「まあ、うちのふっか姫をそう簡単に手に入れれると思わないで欲しいよね」

向「なんやかんや、お爺さんはふっか姫溺愛しとるからなぁ。あ、このまま帰るのもアレやし、おもてなしするんでゆっくりしてってや〜」

深「結婚はしないけどせっかく知り合ったんだし、話したりとかはしたいじゃん？ダメ？」

ふっか姫が御簾から少し顔を覗かせ、上目遣いに問いかければ５人も満更でもないようで、暫く屋敷に滞在する事になりました。

佐「ふっか姫があざとい、これは育ての親の責任です！逮捕〜」

阿「何で俺!?」

向「舘様とオヤツ作ったで〜」

宮「口に合うといいんだけど」

渡「うわっ」

岩「めちゃくちゃ旨い」

目「ふっか姫、ザリガニ釣り行かない？」

深「流石のイケメンでもその誘いはないわぁ」

そんな風に皆楽しく過ごしてい…「ズルいー！」

え？また割り込み？

ラ「俺だけ仲間外れとか寂しいんですけど！」

帝の出番まだじゃない？

ラ「だって…皆楽しそうなのに１人だけ入れないのヤダ」

う…そんなウルウル目で見ないでよ…。

深「ちょっと、ナレーション！うちのラウール泣かせないでよ、チェンジで！」

はい、ふっか姫の一声でここからは私、髙地優吾がナレーションを担当します。