『ふっか姫物語』阿部ノ翁とお康と5人の貴公子〜帝を添えて〜 (ページ5)

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🎍 ページ5

阿「これは…本気なの？」

深「ええ、勿論」

険しい顔になる阿部丿翁にふっか姫は優雅に頷き、お康がその紙を覗き込みました。

向「何々…結婚したいならば以下の物を私にください」

お康の言葉に５人の表情が引き締まりました。

そんな５人にお康は次のように告げました。

向「佐久間様は激レアな非売品ウ◯娘のフィギュアを」

佐「え、嫁差し出すの!?う〜ん…むりむりむりやっぱむり」

慌てる大納言佐久間に構わず話は続きます。

向「渡辺様には手持ちの中で最高級の化粧水を」

渡「は？あれ３年待って漸く手に入れたんだぞ!?」

向「宮舘様は左大臣亀梨様より承ったアクセサリーを」

宮「それは出来ない相談かな」

苦虫を噛み潰したような表情の中納言渡辺に、流石に困った顔をする宮舘。

向「照乃君様はSA◯UKEの出場権を」

岩「それは自力で手に入れるもんだろ」

向「黒蓮皇子様は国宝級イケメンの称号を」

目「それは俺の意志ではどうにも…て言うか姫はイケメンでいいの？」

眉を潜める照乃君に、至極真っ当なツッコミを入れる黒蓮皇子。

まあ、無茶振りにも程があるよね。

てか、最後の２人に至っては物じゃないし。

深「いいの、覚悟知りたいだけなんだから」

若干黒蓮皇子への要望は本気な気がするふっか姫が御簾越しに５人に問います。