『ふっか姫物語』阿部ノ翁とお康と5人の貴公子〜帝を添えて〜 (ページ15)

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田「へ？まだ直ってないの？」

向「直ってない所か悪化してんで？こないだもカード停められてん」

深「てへっ♡」

ラ「ね、反省してないでしょ？だからまだまだ月には帰せません！と言う事でお引き取りください」

帝はそう言うと使者田中を半ば強制的に牛車に押し込みました。

田「まだ反省してないなら戻る訳にもいかないか…ま、何とかなるか」

高「樹くん、帰りましょ「ちょっと待ったー！」」

帰ろうとした使者達に突然大納言佐久間から待ったがかかりました。

田「何スか？」

佐「宮田くんいるなら俺月に行きたい！連れてって！」

キラキラとした目で見つめる大納言佐久間に使者高橋が困惑していると、背後から声が掛かりました。

阿「佐久間、月に行っちゃうの…？せっかく知り合えたのに寂しいよ」

佐「阿部ちゃん…寂しいの？」

阿「うん、寂しい。お康もだよね？」

向「せやで、さっくんおらんくなったら寂し過ぎて泣いてまうわ」

佐「わ〜阿部ちゃんとお康が言うならやっぱ止める」

そう言うと大納言佐久間は阿部丿翁とお康に飛びつきました。