『ふっか姫物語』阿部ノ翁とお康と5人の貴公子〜帝を添えて〜 (ページ14)

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ラ「さて、後は貴方が諦めてくれれば有り難いんだけど」

田「ん〜、それはちょっと難しいかな？俺も連れ戻さないといけない使命ってやつだし」

阿「でも、そもそも理由はどうあれ追放したのはそちらだよね？」

ラ「追放したのに気まぐれにもう戻れとかふっか姫の意志は蔑ろな訳だ」

阿「追放された先をふっか姫が選んだ以上、追放した側に連れ帰る権利は無いと思うけど」

ラ「ふっか姫を思うならこのままここにいた方が幸せだしね」

田「いや、でも追放って言うかちょっと反省すればいいかな？位の罰だし」

例えるなら子供を玄関の外に出して反省するまで家には入れません的な感じですね。

田「分かりやすい説明サンキュー。なんで、ふっか姫が反省してんならもう帰っておいでって事で…」

ラ「成る程、つまりふっか姫が反省してないなら帰る必要もない、と」

田「え？」

阿「そもそも罪が何かは知らないんだけど、教えて貰える？」

田「あ〜…確か散財し過ぎて、めっちゃ高いカードとか買いまくったから？」

阿「…それなら、ふっか姫は全く反省していないからまだまだ帰れないね」