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「ちょっと小腹が空いてん、おやつあると有り難いんやけど」

「俺も、ちょっと休憩に…」

康二くんと俺の返事にAさんは丁度クッキーが焼けた所だと言ってコーヒーとクッキーを用意してくれた。

定位置の椅子に座りクッキーを齧る。

ちょっと甘めのクッキーはコーヒーにぴったりで手が止まらなくなりそう。

「そういやさっき誰と電話してたん?」

気になったけど聞き辛いなと思っていた事を康二くんがサラッと聞いた。

「ああ、姪っ子と甥っ子です」

久しぶりに見たら大きくなってました、と嬉しそうにAさんが笑う。

何だ、つまり『たっくん』は甥っ子さんで彼氏とかじゃ無かったんだ。

内心ホッとしていたら、康二くんがニヤニヤと笑いながら耳打ちしてきた。

「良かったな〜姪っ子ちゃん達やて」

からかうような康二くんを睨み付ける。

知らない名前にびっくりしただけ、それだけだから!

「姪っ子って可愛いよなぁ、俺にもおってん」

ちょっと拗ねてる俺を他所に康二くんとAさんは姪っ子談義に花を咲かせてる。

「結構預かったりしてたんで懐いてくれてたんですよね、今でも会うとママちゃんって呼んでくれて」

「ママちゃん?」

声に出てた疑問にAさんが俺を見て口を開いた。

「小さい頃にママのお姉ちゃんが言えなくて略されたんです」

苦笑いするAさんの説明に納得する。

「ええやん、そのあだ名可愛い。Aさんにぴったりやし俺等も呼んでええ?ママちゃん」

「もう呼んでるし」

俺は思わずツッコんだけど、Aさんはキョトンとしてる。

と言うか俺等って事は俺も含まれてる感じ?

「ほら、ラウールも呼んでみぃ」

「…ママちゃん?」

小首を傾げながら呼んでみたら、何故かAさんが顔を両手で覆った。

「は…破壊力が…可愛すぎる」

「ラウ、それはあざといわ〜」

呼べって言われたから呼んだだけなんだけどなぁ。

「こないだAさん好きに呼んでええゆうてたし、ママちゃんで決まりやな」

「言質取られてた!!」

そう言いながらもAさんは楽しそうに笑ってる。

Aさんが楽しそうならいいか。

でも少しだけ、名前で呼べなくなるのは残念だな。

…何で残念なんだろ?



ちなみに今日の出来事がメンバーの話題に上がった結果、ふっかさんと佐久間くんもママちゃん呼びになってた。

…ドラマ班じゃん、やっぱ俺は名前で呼ぼうかな。

ヲタ話【DAISUKE side】→←ママちゃんとは【RAUL side】



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設定タグ:SnowMan , ラウール , 夢小説   
作品ジャンル:タレント
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作者名:氷那 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2022年5月10日 4時

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