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歓迎会終了【RAUL side】 ページ17

歓迎会も終わり皆でリビングの片付けをして、グラスや皿はAさんが洗ってくれる事になって一応解散になった。

もう少しAさんと話したかった俺は手伝おうとしたんだけど…。

「ラウール、ちょっと」

パパとママに呼び出されました。

ちなみにお手伝いは舘さんがやるみたい、いいなぁ。

俺はトボトボとリビングの一角で待つ2人に近付く。

目の前に立ち少しだけ見下ろすと怒っているって訳ではないけど真面目な表情をしていた。

「ラウール、さっきみたいなのはよくない」

しょっぴーの口癖みたいな言葉でふっかさんが俺に注意してきた。

「さっき?」

俺なんかしたっけ?

首を傾げる俺にふっかさんは話を続ける。

「Aちゃんを抱き締めてたろ」

「あ…」

照くんの話で泣き出してたAさんを思わず抱き締めてた事を思い出して顔が赤くなるのを感じた。

そんな俺にふっかさんは苦笑いを浮かべる。

「まあラウールだし慰めたかっただけだとは思うけど、Aちゃんは女性なんだからメンバーみたいにしちゃダメだ」

深い意味があるなら別だけどと付け足して照くんに小突かれてる。

「もしふっかだったら通報案件並なんだから気を付けろよ」

「それは大問題だ、気を付けます!」

「おいっ、そんな事ないからな!?」

照くんのボケながらの忠告に乗って敬礼しながら返事をすればふっかさんが照くんに抗議をする。

そんな2人を見つつ、俺はついさっきの事を思い出していた。

そうだよな、メンバーとは違うよな…抱き締めた時に感じた男とは全然違う柔らかさとふわりとしたいい香り。

思っていた以上に小さな体は俺の腕の中にすっぽり入ってしまって、何だか小動物みたいで可愛くて…。

「ラウ?ニヤニヤしてどした?」

いつの間にかそう言いながら顔を覗き込んできたふっかさんの顔もかなりニヤニヤしてる。

考えていた事を見透かされた気がして俺は慌てて顔を背ける。

「あ、俺片付け手伝ってくる!」

踵を返しキッチンへと走る俺の背後から笑い声が聞こえた。

「岩本パパ、ラウールが成長したわよ」

「そうだな」




2人に見守られてる感が何だか擽ったくて俺は足を早めてキッチンに駆け込んだのだった。

ママちゃんとは【RAUL side】→←ー



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設定タグ:SnowMan , ラウール , 夢小説   
作品ジャンル:タレント
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作者名:氷那 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2022年5月10日 4時

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