恋人はママちゃん５【白】 (ページ14)

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HAPPY CHRISTMAS☃️【RAUL side】ページ14

世間的には恋人のいる人はクリスマスイブは一緒に過ごしたりするけど、生憎俺は仕事が立て込んでいて。

Aに一緒に過ごせなくてごめんねと謝ったら、

「気にしないで、丁度姫達とのクリスマスパーティーに誘われたし」

とあっさり言われた。

悲しまれたり怒られたりするよりはいいんだろうけど、ちょっとだけ寂しい気分になった。

そんな感じでクリスマス関係なく皆と仕事をしていて、休憩時間にスマホを確認したらAから動画が送られていたから開いて見てみたら。

「え、可愛い！」

「何々〜？」

思わず上げた声に皆が集まって来たから俺は画面を皆に向けてもう一度動画を再生した。

『はい、姫ちゃんプレゼントだよ』

『しゃっ！』

動画ではAが姫ちゃんにプレゼントを渡していて、Aが開けた箱の中に入っていたぬいぐるみと佐久間くんのアクスタを見つけた姫ちゃんがハイハイで駆け寄って来ていた。

「え、待って、めっちゃ可愛くない!?」

「マジで可愛過ぎる」

動画を最前列で見ていたふっかさんと岩本くんがメロメロになっていた。

「俺達の事忘れないでいてくれたみたいだね」

「せやね」

めめの言葉に康二くんも嬉しそうに頷く。

皆がほのぼのしている中、スマホがメール受信を知らせた。

操作して開けば違う動画が添付されていて、今度は皆と一緒に見たら。

『あ、姫ちゃん、ダメよ』

姫ちゃんが佐久間くんのアクスタを咥えているのを慌ててAが止めていた。

「何か、どっかで見た事ある光景？」

「進○みたいだよね、でも俺姫ちゃんになら食べられてもいいや」

「いや、無いわ」

首を傾げる阿部ちゃんに答えながらも、嬉しそうにしてる佐久間くんをしょっぴーが冷めた目で見てた。

ついでに俺も。

「ふふっ、プリンセスは佐久間がお気に入りなんだね」

舘さんの言葉に一部が頷き、一部が羨んで佐久間くんを弄り倒していた。

そんなわちゃわちゃを背に俺は返信する為に動画を閉じ、メール画面を開くのだった。