恋人はママちゃん５【白】 (ページ1)

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子守り６日目【TATSUYA side】ページ1

結論から言えば全員が姫ちゃんと一緒に寝たいって事になって、それぞれ布団を部屋からリビングに運んできたんだけど。

まあ、誰が何処で寝るかで揉めてるよね。

一応めめは姫ちゃんから離れた場所でいいって言ってるけど他はやっぱり姫ちゃんの近くがいいってなってる。

「俺が姫ちゃんの隣だから！」

「俺かて隣がええ！」

「お前等が隣だと騒がしさで姫ちゃん寝れねぇだろ」

佐久間と康二と翔太が主に揉めてるけど、多分照や阿部ちゃんや舘さんも口に出さないだけで隣を狙ってる。

そんな感じで俺達が寝場所で揉めてる間にママちゃんとラウが姫ちゃんをお風呂に入れて、リビングに連れて来てくれた。

「ラウ、風呂は？」

「えっと…Aさんのとこで借りた」

風呂場に来なかった事を聞けばちょっと顔を赤くしながら答えるラウールに佐久間と康二が絡みに行く。

「何々、シャワー借りちゃうとか意味深〜」

「せやからママちゃんとおんなじ香りするねんな」

ニヤニヤしながら絡んでくる２人に素直なラウールがわたわたしてる。

「え、だってAさんがこのまま浴びてけばって言ってくれたから…」

『ヒューヒュー!!』

いや、からかい方古っ！と内心ツッコミつつ、困り顔のラウールに助け舟を出す。

「ほらほら、ラウからかってるから姫ちゃんの隣取られてるけどいいの？」

ちらりと目線を向ければ、真ん中に敷かれた姫ちゃんの布団の右隣に阿部ちゃんが、左隣に舘さんが布団を敷いている。

佐久間達がからかいに行っている間に残りの人達で話し合いが行われたらしく、阿部ちゃんの隣に照が寝て舘さんの隣には翔太が寝て照の対面にめめが寝る事が決まったらしい。

「え〜そうなったら俺、姫ちゃんの対面やないやん」

めめと約束したらしい康二がちょっと拗ねながらめめの隣に布団を敷く。

「俺夜泣きしたらみる約束したから姫ちゃんの対面〜」

そう言いながら佐久間がさっさと姫ちゃんの対面に布団を敷いた。

「仕方ないなぁ…ラウはどうする？」

「う〜ん…俺さっき姫ちゃんと触れ合って来たし離れた場所にするよ」

残りの場所をラウールに選ばせたらそう言うから翔太の対面にラウールが、その隣に俺が寝る事になった。

「もし夜中に起きたらオムツを確認して、ストローマグの麦茶飲ませてね」

ママちゃんが佐久間に説明をしてからおやすみの挨拶をしてリビングを出て行った。