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人目に付かない廊下の片隅で目黒は後ろから着いてきた深澤を引き寄せ抱き締めた。
「めめっ!?」
突然の行動に深澤は咄嗟に離れようとするが逃すまいと目黒は壁に深澤の背を押し付ける。
「康二に見ら「康二がして来いって言ったんです」」
目黒の言葉に深澤の動きが止まる。
「ふっかさん。俺等に気遣ってくれるのは嬉しいですけど、無理はしないで」
俺まだ契約解除してないからと言う目黒の背に深澤は恐る恐る腕を回す。
「めめ…ごめん」
「うん、大丈夫」
暫し黙ったまま目黒に抱き締められていた深澤はポツポツと話しだした。
「こないだの事があってから耐えられなくて…ラウールを利用して悪い影響しか与えないのに依存してる」
震える声に目黒は優しくその頭を撫でる。
「諦めよう、諦めなきゃいけないって思ってるのに…諦められないっ」
長年ずっと側に居ながら抱え続け拗らせた気持ちは簡単には諦めるのを許してはくれない。
深澤は顔を上げ目黒を見つめる。
「どうしたらいい？俺もう照の前で笑える自信ない…」
そこまで言った時だった。
「目黒!!」
腕にしがみつく向井を連れたまま岩本が姿を現した。
「ひ…かる…」
その声にちらっと深澤を見てから岩本は鋭く目黒を睨み付ける。
「どう言う事だ？お前には向井が…」
「岩本くんには関係ないんじゃないですか？」
深澤を離し、その背で隠しながら目黒は煽るような笑みを浮かべる。
「何回か機会はあったはずなのに何も言わない岩本くんに権利あるんすか？」
「…っ」
キツく拳を握る岩本と冷めた目で見る目黒の雰囲気に耐えきれなかったのか向井が２人の間に入ると口を開いた。
「ここで２人が喧嘩してどないしますの、誰も幸せにならへんやん！」
向井の言葉に少し頭が冷えたのか取り敢えず険悪な雰囲気は緩和した。
「照兄、めめの行動は俺が頼んだんです。ふっかさんを見てられへんくて」
「は？」
意味が分からずキョトンとする岩本を放置し、向井は目黒に近寄るとその手を取る。
「めめもめめで煽り過ぎや、向こうで見張りしながら説教やで」
「え、説教されんの？」
「あったりまえや、ほな行くで」
心底分からないと行った表情の目黒を引っ張りながら向井は軽く岩本の肩を叩くと廊下向こうへと消えて行った。
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氷那(プロフ) - ｓｍ推しさん» sm推し様、こんにちはです。 リクエスト頂きました小説を此方とは別の置き場の方に上げさせて頂きました。 お手数ではございますがその他CPの方でご覧ください。 (2022年5月31日 17時) (
レス) id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
氷那(プロフ) - ｓｍ推しさん» sm推し様、初めまして、コメント有難うございます！ このような拙い小説のファンと言って頂けてとても嬉しいです(^^) リクエストのしょっぴー寵愛ですが、メンバーとしてなのかBLとしてかで内容が変わってきますので宜しければ希望を教えて頂けますと有り難いです！ (2022年5月20日 23時) (レス) @page15 id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
ｓｍ推し - 初めまして(^^♪。リクエストしても大丈夫ですか？スノのしょっぴーがメンバーに寵愛されるお話が読みたいです！これからもファンとして陰ながら応援していますので無理なさらずに頑張って下さい(^^♪。大好きです♡ (2022年5月20日 21時) (レス) id: 944bdeebdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷那 | 作成日時：2022年5月7日 22時
