依存【ふか＆めめこじ】 ページ18
その後は順調にインタビューは進み、ラウールを最後に今日の取材は終わった。
皆が帰り支度する中、目黒と向井が深澤に近づいた。
「ふっかさん」
「ん？どした？」
支度の手を止めて見上げてくる深澤に目黒が遠慮がちに口を開く。
「今日呑みに行きません？」
「そうそう、店が嫌やったら俺ん家でも」
恐らく先程の事に対して気を使ってくれたのだろうと深澤は感じたが笑顔を浮かべてそれを断った。
「今日はちょっとな、それより…」
深澤は二人の間に顔を差し込むと囁き掛けた。
「せっかく両想いになったんだから２人きりで過ごせって」
おめでとうとウィンクをして深澤は荷物を掴むと楽屋を後にした。
そしてその姿を岩本がじっと見ていた事には誰も気付いていなかった。
それから数日。
貸し切りのレッスン室であからさまではないものの目黒と向井の密着が増えた事にラウールが気付き頬を膨らませていた。
「康二くんばっかりめめとくっついててズルい〜」
そう言いながら抱きつこうとするラウールの頭を目黒が長い手で掴み制していた。
「ラウールは可愛いけどここは今康二専用」
「なんで〜」
捨てられた子犬みたいな顔になるラウールに深澤が声をかける。
「ラウ、ふっかさんのここ開いてるからおいで」
「え、やだ」
両手を広げ待つ深澤に即否定するラウールに深澤が大げさに倒れ込む。
「ラウールもとうとう思春期の反抗期に」
「それがママの通る道よ、ほら翔太も未だに絶賛反抗期中よ」
「佐久間ママ…その反抗期長過ぎない？」
突然始まる寸劇に周りは笑ったりツッコんだりと明るい雰囲気になっていて、いつの間にかラウールの機嫌も直っていた。
そんな中、さりげなく深澤に向井が近寄り耳打ちする。
「ふっかさん、今日のレッスンの後…」
「ああ、分かってる」
深澤が頷くのを確認すると向井は目黒に目配せし、受け取った目黒はレッスンの準備をする岩本に近付く。
「岩本くん」
真剣な声色で呼びかけてくる目黒に岩本は手を止めて目黒を見た。
「どうした？」
「レッスンが終わったら、皆に話したい事があるんです」
真面目な表情で伝えてくる目黒に岩本も表情を引き締め頷く。
「分かった、少し時間取るようにする」
「ありがとうございます」
頭を下げて皆の元に戻る目黒を岩本は見送ってから準備の続きを再開した。
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氷那(プロフ) - ｓｍ推しさん» sm推し様、こんにちはです。 リクエスト頂きました小説を此方とは別の置き場の方に上げさせて頂きました。 お手数ではございますがその他CPの方でご覧ください。 (2022年5月31日 17時) (
レス) id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
氷那(プロフ) - ｓｍ推しさん» sm推し様、初めまして、コメント有難うございます！ このような拙い小説のファンと言って頂けてとても嬉しいです(^^) リクエストのしょっぴー寵愛ですが、メンバーとしてなのかBLとしてかで内容が変わってきますので宜しければ希望を教えて頂けますと有り難いです！ (2022年5月20日 23時) (レス) @page15 id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
ｓｍ推し - 初めまして(^^♪。リクエストしても大丈夫ですか？スノのしょっぴーがメンバーに寵愛されるお話が読みたいです！これからもファンとして陰ながら応援していますので無理なさらずに頑張って下さい(^^♪。大好きです♡ (2022年5月20日 21時) (レス) id: 944bdeebdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷那 | 作成日時：2022年5月7日 22時
