好転 ページ42
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すぐにグループラインに
今博電堂の古原さんて人にレコーダーを渡されて次白崎チーフと話す時は録音するように言われたんだけど、信用していいのかな
と送った
深「博電堂の古原さんって確か滝沢くんと同期だった人じゃない?ちょっと待ってて確認するから」
撮影を終えてスマホをみると返信がきていて
深「滝沢くんが味方だから信用していいって」
「ありがとう、わかった」
それから白崎チーフが現場にいる時はレコーダーを隠して会話をした
それを何度か滝沢くんに送るようにふっかさんから言われて送った
二ヶ月後白崎チーフは退職しメンバーのスケジュールにもまた仕事が入り出した
一体会社内で何があったのか私には全然わからないけど、白崎チーフは前の会社同様にパワハラを社内でも行っていたらしい
「ねぇ、ふっかさん、滝沢くんどうやって追い出したの?」
「ん?あぁ、社内でのパワハラとAに行ってた強要の証拠を聞かせただけだよ」
「隠し撮りしたものは証拠になるの?」
「法的には無理でも世間に公表されたらファンが黙ってないし、マスコミも動くでしょ?Aは国民的女優なんだから」
笑ってそう言った
「ずっと我慢させて、ごめんな」
「助けてくれてありがとう」
そしてグラビアの仕事の件は
滝沢くんが雑誌の出版元と話しあって写真集の発売を決め、その写真集の何枚かをグラビア巻頭カラーで掲載するって事に決まった
元の仕事より大きくなってる…だけど私の写真集なんて売れるの?
今度はそっちの心配でお腹が痛くなりそうだ
今回の件でメンバーにはものすごく迷惑をかけてしまったけど、グループの絆はまた深まったしまだまだ逆境だけどら滝沢くんの社内での評価は上がったと聞いて少し安心した
社内のゴタゴタなんとか抑えて表向きには体裁を整えつつある滝沢くん
当初仕事をさせてもらえなかったらしい
滝沢くんはジュニアの現場に付き添い、腰が低く対応が丁寧だとスタッフさんが口々に褒め称える
そして、滝沢くんが企画したジュニアのコンサートは連日のソールドアウトだし、私とラウールにも映画の話を取ってきてくれた
2作とも漫画原作でさっくんがストーリーを興奮気味に教えてくれた
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作者名:おさと | 作成日時:2023年2月5日 22時