白雪姫 snm1 (ページ37)

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人事異動ページ37

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会社の変革に伴って社内の人事異動も行われた

ジュニア担当のチーフマネージャーに新たに加わったのは白崎さんという大手広告代理店から入った人だった

白崎さんが、早速私に仕事を持ってきてくれた

それは男性誌のグラビアの仕事で、脱ぐ仕事だった

もちろんフルヌードではないけど、コンセプトからして際どい撮影になるのが分かっていた

正直、やりたくなかった

でも白崎さんは私に「ここで、男性ファンを取り込こんで、色々対応していかないと、スノーマンのデビューは益々遠のくよ」そう囁いた

「しばらく考えさせてください」

「いいけど、チャンスってのはそうそう回ってくるもんじゃないから、よく考えてね」

そう言って出ていった

久しぶりに外階段へ向かう

最近はここに来ることも少なくなったなぁ

「はぁ…」

ぼんやりしてたら鉄扉が開く音がしてそっちを見ると目黒くんだった

「あ、ごめん、探してた？」

「いや、まだ練習始まんないから、大丈夫だよ
…さっき白崎さんに何言われてたの？」

「あぁ、ちょっと仕事のこと」

「新しいやつ？」

「うん、男性誌のグラビアだって」

「嫌なの？」

「正直、ちょっと抵抗あるかな…」

「それ、どんなやつなの？」

渡された資料を目黒くんに見せる

「…これって、、、」

「うん、今までも水着とかは撮ってるんだけど、ここまで際どいのは撮ったことないし
少女から大人へってコンセプトはまぁ、分かるけど
ここまで脱ぐって、ファンの人嫌がらないかなって…」

「これ、滝沢くんから？」

「さぁ？白崎さんが持ってきて説明されたけど」

「やりたくないなら、断ればいいよ」

「そう、だよね…滝沢くんに相談してみようかな」

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Aが持ってるのは大手出版社の人気青年誌のグラビアの企画書、巻頭4枚カラー

悪い話じゃないけど、情事を思わせるようなコンセプト
ベッドルームやシャワーでの撮影
手ブラでの撮影も書いてあった

俺らも半裸の写真はよく撮られるし、ファンがみたい喜ぶって分かるから、恥ずかしいけどそう言う雰囲気作ってやるけど、Aの体を晒すなんてファンが喜ぼうが俺は絶対嫌だ

しかもこの事務所で唯一の女の子で風当たりも相当あるのにこんな性を売り物にしたグラビアなんか出した益々アンチが増えるし、結局傷つくのはAだから

どうにかしなきゃな