看病 ページ35
.
.
リビングから聞こえてきた物音に目が覚めた
体のだるさはまだあるけど、頭の痛さは引いていた
シャワー浴びようかな…
着替えを準備して部屋を出たら康ちゃんがドアの前にいた
「うわっ」
「わっ」驚いて後ろにのけぞると、また右足がズキンと痛んで「いたっ」って転びそうな所を寸でで康ちゃんが助けてくれた
「ごめん、驚かせて!」
「康ちゃん、ありがとう」
「飯食えるか?」
「うん、その前にシャワー浴びたい」
「ほな、風呂上がったら食べられるように準備しといたるわ」
「ありがとう」
「風呂一人で入れるか?一緒に入ろか?」
真顔でそんな事言うからえっ?てなって
康ちゃんも?となって慌てて、
「いや、ちゃう!下心ちゃうで」
「ありがと、何かあったら呼ぶからリビングで待ってて」
「ん、わかった、気ぃつけや」
さっとシャワー浴びて、着替えたらさっぱりして、お腹がぐぅっと鳴った
そう言えば何も食べてなかったな
リビングに行くと康ちゃんとさっくんがゲームしてた
キッチンから顔をだしてるのはだてさんで「だいぶ顔色良くなったね、ご飯食べられる?」
「うん、お腹空いた」
さっくんと康ちゃんも
「起きた?」
「さっくん、昨日ありがと」
「びっくりしたよ、ドア開けたら倒れてんだもん」
「ひーくんは?」
「照兄は約束あるからって俺とだてさんが来たら帰ったわ、側にいてやりたいんだけどって名残惜しそうに帰ったで」
「そう、そう、俺に佐久間と康二が寝室行かないように見張っておいてって言付けてて帰っていったよ」
「なに、照がいないからすねてんの?」
「拗ねてないよ…ひーくんにお礼の連絡しとこ」
携帯をみるとみんなからの心配の連絡がきていたからグループラインに
"熱は下がりました!足はまだ痛むけどお腹空いたから今からだてさんご飯食べまーす"
そう送ったらすぐに既読がついてメッセージがぽしゅぽしゅと動き出す
だてさんが鍋焼きうどん作ってくれて運んで来てくれたから
「さっくん、グループラインメッセージ返しといてー、ご飯食べる」っていうと
「オッケー」ささっと返信してくれた
429人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おさと | 作成日時:2023年2月5日 22時