男子トーク ページ34
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目が覚めたらベッドでおでこには冷えピタはってあった
起きて立ち上がろうとしたらズキンと痛みが走って、目がしっかり覚めた
リビングに行くとひーくんとさっくんが眠ってる
布団の場所わかったんだ、良かった
足を引きずりながらキッチンに行くとひーくんが珍しく起きたみたいで様子をみにきてくれた
「ひーくん、おはよう、色々ありがとう」
「ん、具合どう？」
「あんまりよく無いです」
「食欲は？」
「今はいらない」
「熱は？」
「計ってない」そう言うとおでこに手を当てて
「まだありそうだな…今日はゆっくり寝てなさい」
「はあい」
足を引きずって寝室に戻ろうとしたらまたひょいと抱えてくれた
今度は首に手を回してきゅっとしがみついた
「どした？」
「甘えてるの」
「そ」
「ん」
ベッドに寝かせてくれて出て行こうとしたから
「待って」
「ん？」
「一緒に寝よ？」
「ふは、今日は超甘えただな」
「…」
「じゃあ寝るまで側にいるから、ほら安心して寝てな？昼飯作りに康二とだてさん来るって言ってるから、それまで寝てなさい」
ひーくんがとんとんとリズムを刻むとすーと眠りに落ちていった
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足を怪我したのが分かって手当したけど悪くなりそうだから様子をみに佐久間とAの部屋へ寄ったら心配通りへたばってた
一人にしておけないし、取り敢えず佐久間と二人で泊まる事にした
「なー、照?Aに俺ら無理させてんのかな？」
「ある意味そうかもな」
「辛いよな、やっぱ」
「でも、喜びもあるよ、てかそっちが勝ってるからあんだけのことやれんだろ？
男の俺らでもキツい舞台やり切れる女の子なんていねーよ」
「腹筋と、腕のラインヤバいよな」
「やっぱり男とは筋肉のつき方が違うから」
「ぶっちゃけさ、最近Aどんどん綺麗になってね？
男でも出来たのかな」
「佐久間、そー言う事いうな」
「いや、うん、でもさマッチ棒みたいだったのにさめっちゃ発育良くね？」
「まぁ、ってお前さぁー」
「ほら、照もおもってんだろ？」
「いや、でも俺らが女としてみたらAが傷つくだろ」
そうは言ってみたが妹みたいに思ってたのに、最近はそう見えないことも増えた
さっきの首筋に顔を埋めたりAは無意識だろうけど、内心ドキドキしてた
それに一緒に寝よ？の破壊力、ヤバいよな…
二人がそんな事思ってるなんてちっとも知らずに私は
深い眠りについていた
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作者名：おさと
| 作成日時：2023年2月5日 22時
