PAST ページ7
「パパ、おかえりなさい!!」
「お!!ただいま。さくらは今日も可愛いなぁ〜」
私が駆け寄ると笑顔で抱き上げてくれる優しいパパ。
そんなパパと私を幸せそうに見て笑っているママ。
私はそんな暖かい家族が大好き。
パパは、潰れかけていた会社をすごい速さで建て直したらしく連日雑誌の取材が止まらないみたい。
それで忙しいからかママはどこか寂しそう。
「パパ〜……いつまで忙しいの?さくらの前のお遊戯会も観に来てくれなかったよね?」
「ごめんな?さくら。あと少ししたら落ち着くからな。そしたら何でも好きなことしような?」
「ほんと?!じゃあさくら、我慢して待ってるね!!」
「ありがとう。さくらが優しい子に育ってくれてパパも嬉しいよ。」
「えへへ。でもパパ、ママにも構ってあげてね?ママすごく寂しそうなの!」
「さくら?!ちょっと何言ってるの。あなたも笑わないで?本気にしないでよ。」
プリプリしてるママだけど、内心少し嬉しそうだし、パパもにやけちゃってる。
なんだかんだ仲良いんだよね〜……
「さくら、皿洗い手伝って。泡で遊んじゃダメよ。」
「はーーーーい!」
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作者名:麗櫻姫 | 作成日時:2024年1月29日 0時