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?「ふふっ。凛々花って本当可愛い!」
?「バカ、お前も十分可愛いよ。」
?「も〜。あんたのお世辞飽きたわよ!!いい加減にして?」
?「××、かわいそ〜…マジで言ってんのにね。」
?「んね。でもほんとに××は今でも可愛いと思うよ?」
?「うんうん!!僕もそう思う!!」
?「きゃっ♡ほんと?やっぱ××と××に言われたら嬉しいな♪」
?「はぁ?!俺は?!」
?「えーー……だって性格クソじゃん♡」
?「おまっ!!ほんと黙れ?!」
?「ハハッ笑。ほんと仲良いよね〜そこの2人。」
?「このやろ!!(グシャグシャッ」
?「ちょ!バカっ!もう〜凛々咲!凛々花!見てないで助けてよ〜!」
「「あはは!!がんばれ、××!!」」
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「ふふっ」
「何。どうかした?」
「いや、思い出してたの。高校時代のこと。」
そう言うと彼女はピタッと動きが止め、何かを…愛おしむようなそれでいて寂しそうな目をした。
「……楽しかったね。あの頃。」
「ね。」
「…行こっか?」
「ん、、。」
しばらく歩くと、拓けた場所に出た。
サイドに佇む家のような建物郡は屋根が空いていたり、ドアの板が腐っていたりと人が住めるようなものではないが、家の中にある食器達や台所はかつて誰かが住んでいた証だった。
私達は同じように廃れたある一軒の家の前で立ち止まった。
「……凛々咲。ここ。」
ギリギリ読み取れる表札には
『神楽』
という文字。
「うん。私達の"家"だね。」
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「ふぇっ……グスッ。」
「凛々花…泣かないで…。」
走馬灯のように蘇るあの時の記憶。
私を愛してくれるお母さんとお父さんと双子のお姉ちゃん。
そしていつも一緒に遊んでくれた優しくて頼もしい幼馴染のお姉ちゃん達。
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【凛々花!!凛々咲!!一緒に遊ぼっか〜!!】
【【うん!!】】
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作者名:麗櫻姫 | 作成日時:2024年1月29日 0時