■大地 ページ49
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「だーいーちー」
「んー?」
「ふふ、お風呂はいろ?」
「えー」
「待って恥ずかしがるとかやなくて拒否なん」
「いやっ、」
「せっかくのお泊まりやで?な?甘やかして?」
こいつは一体どんだけ甘やかしてやれば満足するんやろうか。
最近丈とも会ってて、落ち着いてきたかと思ったんやけど。まぁ無理か。
「はいはい、ほな行こか」
「やったあー!」
ぴょんぴょんしながらお風呂の準備をするAはやっぱり可愛くて、たまには俺の相手してくれるのもええなぁ、なんて思ってしまうからあかんな俺も。
恥ずかしがることもなく服を脱いで、俺の腹筋をやっぱりなぞってキャピキャピ。それ結構煽られてんねんで?わかってる?わかってるか。
「はぁー、きもち」
「だいちぎゅーってしてて」
「んー」
「あったかいねぇ」
「そやなぁ」
舌ったらずな喋り方が子どもみたいで、お互い裸でここがお風呂なんて忘れてしまいそう。
なんてことをAが許してくれるわけもなく、向き合うように座り直して抱きつかれた。
「もー、お前わざと当てんなや」
「んふふ、大地のも当たってる」
「こら、腰を動かすな」
「えー?このまま挿れちゃう?」
「なんでやねん」
「んふふ、だいちーすき」
「ん。俺も好きやで」
だいたい好きって言われて、好きって言えば事が始まる。
だって、好きって返したときのこいつの顔めっちゃ可愛いねん。そんなんチューしてまうやん。
「んっ…ん、」
「はぁっ、Aっ、さわんなって」
「んー、あかんのん?」
「いやっ、ちゃうくて、お前絶対のぼせるやん。出てからな?」
「……はぁい」
納得したのかしてないのか、抱き着きながら俺の首筋を甘噛みしてる。
相変わらず噛み癖治ってないんやなぁ。
首元にある頭を撫でながら、Aが落ち着くのをゆっくり待つ。
「洗って出よっか」
「ん。大地頭洗って」
「はいはい。じゃあ洗いっこな?」
「うんっ!」
Aの頭に水をかけて、そっと髪の毛に触る。Aが邪魔くさそうに髪の毛を片方に寄せれば、小さな小さな背中が目に入って、思わず首筋にキスをした。
やっぱりまだまだ俺にも守らせてほしいなぁ。
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あけましておめでとうございます。バタバタしており更新できておらず申し訳ありません。またゆるーく更新してまいります!
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パピコ - 大人と大西くんの絡みが見たいです (2020年3月5日 9時) (レス) id: c96c564d35 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんすけ - 素敵な文章で一気読みしてしまいました!大人ヒロインちゃんと康二に幸せな未来が訪れますように!!! (2020年1月6日 6時) (レス) id: 57a24d82e0 (このIDを非表示/違反報告)
ラッコ - えーーー!!!宮近さんとどうなっちゃうのか気になりすぎます!!ありがとうございます!好きですこれからも更新楽しみにしております (2019年12月31日 4時) (レス) id: 5b926bea01 (このIDを非表示/違反報告)
yrniiiii2525(プロフ) - いつもたのしく拝見させていただいています!大人ヒロインちゃんと大吾の絡みがめちゃくちゃ好きだったのでそろそろお近づきになってくれることを願っています!!! (2019年12月14日 23時) (レス) id: d6c179e51a (このIDを非表示/違反報告)
誉(プロフ) - あべちゃん!!他の人とは違う嫌われ方ですごく良いです!好きです! (2019年12月10日 0時) (レス) id: 1ecb5a4891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aoi | 作成日時:2019年8月19日 12時