■丈一郎2 ページ32
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ミッキーのカチューシャとミニーのカチューシャ。無理やり着せたモノトーンのリンクコーデ。うん、やっぱり似合う。白いパーカーに細身の黒いズボン。黄色いスニーカー。こういうシンプルなのが似合うのはさすがジャニーズ！
「んふふ、丈一郎かっこいい」
藤原「…はいはい」
「ねー、Aは？かわいい？」
藤原「はいはい、可愛い可愛い」
「後でいっぱい写真撮ろうねー」
お揃いのサングラスをかけてしまえば、薄暗い中で気付かれることはない。
ここぞとばかりに手を繋いで来たけど、もう振り払うことはせんかった。
藤原「どこ行くん？」
「んー、ブラブラしてショーの場所取りしよ」
藤原「ん」
別にお互いディズニーマニアなわけでも、乗り物が好きなわけでもないから、こうやって雰囲気を楽しみながらブラブラするのが一番いい。
ゆっくりのんびり歩いて、綺麗な場所では写真を撮って、可愛いものに騒ぐ私を丈一郎がやれやれって顔しながら見てて、気付けばショーが始まろうとしてて、場所取りを忘れてた自分たちに2人して呆れ笑い。
結局よく見えるわけではないけど、人目につかないところに肩を並べて座った。
「はじまるなぁ」
藤原「そやな」
「じょーちゃん来てくれてありがとう」
藤原「お前も素直すぎて気持ち悪いな」
「うっさい」
藤原「A」
「んー？」
藤原「ずっと言えてなかったんやけどさ」
「ん」
藤原「Jr.卒業おめでとう」
「え、」
藤原「すぐに言えんくてごめんな」
「丈一郎、」
藤原「追いつくから。絶対。やから、そんときはお前も覚悟決めろよ」
「…なんのやねん」
暗くて顔はよく見えなかった。でも、その声色から丈一郎の緊張が伝わってきて、手を取られたときに少しだけ震えていることに気付いて、愛おしさと申し訳なさとでいっぱいになった。
藤原「お前はすぐフラフラどっか行くから、これ付けとけ」
「え、これ、」
藤原「今はしゃーなし右手にしてやるわ」
ああ、愛おしさが勝ってしまう。
パレードの光に照らされてやっと見えた、右手の薬指は虹色に輝いていた。
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時の流れが遅くてすみません、、リアルタイムに追いつきたい、、
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パピコ - 大人と大西くんの絡みが見たいです (2020年3月5日 9時) (
レス) id: c96c564d35 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんすけ - 素敵な文章で一気読みしてしまいました！大人ヒロインちゃんと康二に幸せな未来が訪れますように！！！ (2020年1月6日 6時) (レス) id: 57a24d82e0 (このIDを非表示/違反報告)
ラッコ - えーーー！！！宮近さんとどうなっちゃうのか気になりすぎます！！ありがとうございます！好きですこれからも更新楽しみにしております (2019年12月31日 4時) (レス) id: 5b926bea01 (このIDを非表示/違反報告)
yrniiiii2525(プロフ) - いつもたのしく拝見させていただいています！大人ヒロインちゃんと大吾の絡みがめちゃくちゃ好きだったのでそろそろお近づきになってくれることを願っています！！！ (2019年12月14日 23時) (レス) id: d6c179e51a (このIDを非表示/違反報告)
誉(プロフ) - あべちゃん！！他の人とは違う嫌われ方ですごく良いです！好きです！ (2019年12月10日 0時) (レス) id: 1ecb5a4891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aoi
| 作成日時：2019年8月19日 12時
