お姫様は関西Jr.でした。９

■引越し ページ20

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ついにAちゃんも東京にお引越ししちゃいます！お掃除とかしてくれるホテル暮らし楽やったんやけどなぁ〜〜。



と言うことでお引越しなんですが、



向井「Aー、これどうすんの？」

渡辺「はっ、なにこの化粧品！ねぇこれ使っていい？」

岩本「これ運ぶよ、ちょっと翔太邪魔！」

宮舘「ねぇ、ガムテープどこ？」

阿部「だてさん、投げるよ！」

目黒「姉さん全然働かないじゃん」

ラウ「お姉ちゃんはお姫様！」




なんかちょーいっぱい来てくれた。やったー。康二にだけ連絡したんだけどなぁ。康二がお手伝いマン連れてくわ！とか言ってたから、めめラウだろうなーと思ってたんだけど。


てか、渡辺さん私の化粧品めっちゃつけてるんですけど。ここは百貨店か。




渡辺「ねぇ！これどこの？！」

「なにそれ」

渡辺「は？！なんで自分のなのに知らないの？！」

「だってメイクさんがくれたんだもん。それ使ってないからあげるよ」

渡辺「まじ？！やった！！！」




なんかファンのみんながわたなべしょうたくん(5)って言うの分かるかも。




目黒「うわっ、アルバム？これ」

「んー？そうだよー」

ラウ「見たい！」

「どうぞー」




引越しあるある、アルバム鑑賞会。目黒が片付けてくれてたダンボールにあった、アルバム。うわー、懐かしいやつだわ。




岩本「え、これAちゃんと康二？わかっ！」

阿部「まだ高校生？」

向井「そうっすね」





多分高校生くらいからのいろんな写真がたくさんある。でも康二がカメラに目覚めてからのがほとんどだけど。勝手に現存して、勝手にこのアルバムに詰めたの康二だもん。





向井「持って来たん？」

「うん」




少し苦しいけど、愛しくて大切な思い出たち。置いてくることなんて出来なかった。




渡辺「丈一郎ばっかじゃん」

「そう？」

宮舘「どれも可愛いね」

「キュン」

阿部「セルフ効果音w」

渡辺「はっ？お前に涼太はもったいない」

「いや急なライバル視なんなの」

目黒「ふたり仲良いね」

「「ないわ」」




目黒の言葉に渡辺さんと睨み合う。ただそこにはもう緊迫した空気はなくて、周りのみんなも全く気にせずアルバムを見たり、片付けを再開したり。



いつか、もしかしたら、この人たちとの写真がこのアルバムに増えるかもしれない。



やっぱり、持ってきてよかった。



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