■丈一郎 ページ26
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少クラで東京に来て、そのままうちで過ごしてる丈一郎。本当は今日もずっと仕事やったけど、台風の影響でお互い早く帰って来れた。
「まってやばい」
「薬は？」
「飲んだ」
ただ、私が動けん。
え、なにこの低気圧。やばない？おかしない？気圧グラフがとんでもないことになってんで。目の奥ぐわんぐわんするし、吐きそうやし、頭痛いし、動けん。
「じょーちろ」
「ん？」
「こっち来てやぁ」
「待てって。お前のコーヒー作ってるんやん」
「んー」
「はいはい、出来たから」
ソファで寝転がってる私の頭を起こして、スッとそこに座って膝枕状態。ギューって腰に抱き着いたら頭を撫でてくれるから何か安心する。
「じょーちゃん」
「んー？」
「雨降ってきたなぁ」
「そやなぁ」
「台風勢力拡大中やねんて」
「俺泊まるねんから大丈夫やん」
「一緒に寝よな？」
「地獄やな」
「ギューってしててええで？」
「しゃーなしな」
「そんだけ？」
「何して欲しいん？」
「いっぱい」
「言わなわかれへん」
「なんでこんな時に意地悪なん」
「たまにはええやん」
「えぇー……ちゅーしてくれんのん、」
「ふは、顔赤いで」
「うるさっ、ん」
「ほら、アホは寝とけ」
「ばーか」
しばらくゴロンてしてたらほんまに眠たくなってきて、あぁ寝るーって思ったときに頭が起こされて、立ち上がった丈一郎がスッと私を横抱きにした。そんなことされたことなくて、と言うかできると思ってなくて(失礼やけど)結構戸惑う。
降ろしてって言おうと思ったけど、丈一郎が一切こっちを見ずに少し耳を赤くしてるから、なんかこのまんまがいいなぁと思って首に腕をぎゅっと回した。
「ほら寝ぇ。もう限界やろ」
「…ありがとう」
「ん」
「じょーいちろーは？」
「風呂入ってくる。先寝とき」
「はぁい、」
「ん、いい子」
気付いたら寝てて、丈一郎がベットに入ってくる揺れでなんとなく目が覚めた。
でも、丈一郎にゆっくり抱き締められて、頭を撫でられてたら、また眠ってしまった。
今度こそ起きた時には朝になっていて、目の前では丈一郎が口をぽかんと開けてアホ面で寝てた。
「アイドルの顔ちゃうで」
でも、その顔がすごく愛しくて、その胸の中にもう一度収まって目を閉じた。
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パピコ - 大人と大西くんの絡みが見たいです (2020年3月5日 9時) (
レス) id: c96c564d35 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんすけ - 素敵な文章で一気読みしてしまいました！大人ヒロインちゃんと康二に幸せな未来が訪れますように！！！ (2020年1月6日 6時) (レス) id: 57a24d82e0 (このIDを非表示/違反報告)
ラッコ - えーーー！！！宮近さんとどうなっちゃうのか気になりすぎます！！ありがとうございます！好きですこれからも更新楽しみにしております (2019年12月31日 4時) (レス) id: 5b926bea01 (このIDを非表示/違反報告)
yrniiiii2525(プロフ) - いつもたのしく拝見させていただいています！大人ヒロインちゃんと大吾の絡みがめちゃくちゃ好きだったのでそろそろお近づきになってくれることを願っています！！！ (2019年12月14日 23時) (レス) id: d6c179e51a (このIDを非表示/違反報告)
誉(プロフ) - あべちゃん！！他の人とは違う嫌われ方ですごく良いです！好きです！ (2019年12月10日 0時) (レス) id: 1ecb5a4891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aoi
| 作成日時：2019年8月19日 12時
