■龍太※ ページ40
.
大阪での舞台が終わって、これからはしばらく東京。正直ホッとした。やっと東京に行ける。
Aは何だかんだ側におらんとあかんくなる奴やし、今の状況があいつにとって心地いいものじゃないことくらい分かってるつもりや。
ちゃんと飯は食ってるやろうか。ちゃんと寝れてるやろうか。
「龍太くん！いらっしゃい！」
心配で心配でたまらなくて、ホテルについて部屋に入った瞬間その細い身体を抱きしめた。
ああ、よかった。まだ俺の隣にいてくれる。
「んふふ、りゅーたくん苦しい」
「もうちょい」
「ん」
しばらくユラユラ抱きしめあって、ホテルの中に入ってもくっついたまんま。ほんま可愛い。
「ちゃんと飯食ってた？」
「食ってた！」
「食べてた、な」
「んふふ」
「そんで絶対食べてないやろ」
「そんなことないもん。昨日も目黒とラウールにケータリング山ほど食べさせられた！」
「そうなん？」
「そう！唐揚げばっかりでやだ！」
「太るなぁ」
「え、太った？！」
「ちゃうちゃう！お前はちょっと太った方がええけどな」
「んふふ、やだぁ。りゅーたくん細いから私も細いまんま」
「んーーー、でもこの腰回りはちょっと細すぎませんか？」
「んっ、ふふっ、やっ、くすぐったい」
イチャイチャってこう言うことを言うんやろなぁ。ベッドに座ってくすぐり合って、時々目が合って笑い合って、可愛い。
「りゅーたくん、ちゅー」
「えー、チューしたらおっちゃん我慢できんで」
「もうっ、なんでいっつも我慢するん！せんで！」
「えぇ、」
「じゃあ、今日せぇへんのやんな？」
「………したいです」
「させて下さい、は？」
「させて下さい、ふふっ」
「んふふっ」
「もー！なんやねんこれ！」
「りゅーたくん、どーん！」
「おいっ」
「んふふ、今日はAちゃんが上なの」
「へぇっ？！」
「ちゅー、してい？」
「…はい」
待ってなんか俺尻に敷かれてない？！
でも、嫌いじゃない。
「んっ、りゅっう…ぁ、」
「っ痛い？」
「んーん、きもち」
「ぁ……やば、」
「ぁ、まっ、んっ！」
ギューって抱きしめ合いながら熱を感じて、めちゃくちゃに幸せで、これ以上なんてなくてどうしようもなくて、会うたび好きになる。
「りゅ、たくんっ、ん…すきっ」
「ッ…あほ、」
俺の方が好きに決まってるやん。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 792人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rrrr(プロフ) - 丈くんといちゃいちゃ見たいです！あと西畑くんと仲直りしてほしいです！ (2019年11月22日 19時) (
レス) id: 5de1dbfa32 (このIDを非表示/違反報告)
ラッコ - 無理言って申し訳ありません！Travis出演の素敵なお話ありがとうございました！嬉しかったです！！今後も更新楽しみにしております (2019年8月29日 12時) (レス) id: 5b926bea01 (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - まなさん» ありがとうございます！無知により失礼しました。修正致しました！ (2019年8月19日 19時) (レス) id: f81c6301ac (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 如恵留の川島が違ってるみたいです！ (2019年8月17日 20時) (レス) id: 5d5f7ff18d (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - トラジャ出して頂きありがとうございます!!! 更新頑張ってください!!!! (2019年8月17日 11時) (レス) id: 20fb14c53f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：aoi
| 作成日時：2019年4月3日 12時
