□誠也 ページ24
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今日もみんなで撮影!大晴は大学終わってから来るらしく、先に他のメンバーがやっちゃうらしい。
集合時間より少し早く着けば、珍しくそこには誠也くんがおった。ほんま珍しい。いっつも正門くんやのに。
「おはようございます」
末澤「おはよー」
「うわ、誠也くんどしたんですか?顔死んでますよ」
末澤「いや昨日ちょっと寝付けんくて、めっっっちゃ眠い」
「なのに一番に来たんですか」
末澤「やってもう寝たら起きれんと思ったんやもん」
机の上にうなだれる誠也くんはおそらく一睡もしてないんやろう。目が開いてないし、隈がやばい。
よくよく話を聞けば、漫画を大人買いしてずっと読んでたらしいから、救いようがない。
末澤「なー、コンシーラー持ってない?これファンデじゃ隠れんわ」
「ありますよ」
末澤「サンキュー」
「どーぞ」
末澤「え、待ってなにこれどやってつけるん。」
「へ?普通に気になるとこに塗るだけですけど」
末澤「わからん!やって!」
「えぇー、赤ちゃん、」
末澤「お前最近本性出してきたなぁ」
「んふふ、ごめんなさい」
誠也くんの顔にパパッとコンシーラーを塗りながら、今までのことを思い返してた。
そう言えば、誠也くんは積極的に話しかけてはこないけど、邪険に扱われることもなかった。同じグループになってからは、今までの溝を埋めようとしてくれてるのがすごく伝わってくる。
ただ、やっぱり2人っきりになってしまうと少し戸惑うのが本音だったりする。
「できましたよ」
末澤「ん?おー!!消えてる!」
「ちゃんと寝てくださいね」
末澤「…なぁ、俺のこと嫌い?」
「え……いや、そんなこと、」
末澤「俺が言うても信用ないかもしれんけど、別にもものこと嫌いやったとかそんなんないねん。ただ、Aぇが出来るまでの俺にとって一番大事やったのがAってだけやねん」
「はい、分かってます」
末澤「でも、今はAぇが一番大事。なによりも。やっと入れたグループやねん」
真剣に、でもどこか優しい顔をして話す誠也くん。ももやって同じ気持ちやった。
末澤「やから、これからちょっとずつ仲良くなっていこな?」
ああ、この人はなんて強いんだろう。なんて、大きいんだろう。
こんな人と同じグループになれて、幸せだ。
「はいっ!」
末澤「よし。ほな、今度タピオカ飲みに行こ。大晴も誘って!」
「行きます!」
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rrrr(プロフ) - 丈くんといちゃいちゃ見たいです!あと西畑くんと仲直りしてほしいです! (2019年11月22日 19時) (レス) id: 5de1dbfa32 (このIDを非表示/違反報告)
ラッコ - 無理言って申し訳ありません!Travis出演の素敵なお話ありがとうございました!嬉しかったです!!今後も更新楽しみにしております (2019年8月29日 12時) (レス) id: 5b926bea01 (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - まなさん» ありがとうございます!無知により失礼しました。修正致しました! (2019年8月19日 19時) (レス) id: f81c6301ac (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 如恵留の川島が違ってるみたいです! (2019年8月17日 20時) (レス) id: 5d5f7ff18d (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - トラジャ出して頂きありがとうございます!!! 更新頑張ってください!!!! (2019年8月17日 11時) (レス) id: 20fb14c53f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aoi | 作成日時:2019年4月3日 12時