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紫「…怖くねーの？」
初め見た時はもちろん怖かった。
血を浴びてる人なんて初めて見るし。
でも、紫耀の悲しげな表情を見たら
怖いなんて気持ちがどっかへ消えて
抱き締めてあげたくなった。
あ「怖くないよ」
彼が抱えてる闇を私が取り除いてあげたい。
紫「…変なやつ。」
すると彼はふっと鼻で笑って
私の腰に腕を回す。
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私の胸元に埋めてた顔を上げ、
絡み合う視線。
私の頬に手を添えて
近づいてくる、彼の綺麗な顔。
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自然と私が目を瞑ると
紫耀の柔らかい唇が私の唇と重なった。
すがりつくように執拗な彼の厚い唇の感触
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そのままベッドへ優しく倒され、
部屋の照明が落ちた。
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作者名：rion
| 作成日時：2018年9月7日 10時
