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#10 omi ページ10




今日のMステの出演者名簿を見ると
Aの名が。



いつもの俺なら


楽屋に行って、
さらっといい男風の言葉呟いて

頭とか撫でる。

そしたらそこら辺の女の子は
目をハートにしてころっと騙されんの。


けど、なんなんだよ俺。


足が行こうとしない


多分、慎重になってんだよな
あいつとの関係は


前テレビで付き合ってますって言ったのも
なぜか焦ってたから


あんな言葉口から出るなんて思ってなかったし
言うつもりもなかった


こんな感情初めてだから、

焦ってんだよ俺

全部あいつのせい。




「はあー」


隆「なに緊張してんの臣〜?
かーわいいっ」


「ばか!ちげーよ」


隆「じゃあ何笑笑」


「...」


隆「今日、Aちゃんも出るよね」


いい歳したおっさんに
にやにやしながら顔覗き込まれてる


「なんか最近の俺変だよな」


隆「確かに、笑笑」


「そんなわかる?」


隆二にはなんでもお見通しか、


隆「臣ってさ、
1人の女の子に恋したことないんでしょ」


「...」


隆「図星じゃん笑笑」


隆二がこえーよ


隆「戸惑ってんだろ。
こんな気持ち初めてって。」


図星。
だいぶ戸惑ってるよ俺



「ずっとテレビの奥にいたAと
実際に会ったら、ファンだったのが、その、
こう、んーー。なんつったらいいんだろ...」



隆「わかるよ。
テレビの奥にいたAちゃんに
”ファン”として惚れてるって思ってたのに
現実のAちゃんを目の前にしたら
恋愛に変わっちゃったんでしょ?」



臣「...隆二、お前がこえーよ」



隆「はは!大体そんなもんでしょ。」


いやいや、そんなもんじゃないだろ


隆「ま、臣の気持ちもわかるけど、
そんなのんびりしてたら取られちゃうよ?」



「は?」



隆二の目は俺の後ろを捕らえていた



隆「がんちゃんも”ファン”なのかな?」



振り返るとがんちゃんがAに話しかけていた


隆「”付き合ってます”ってテレビで言っても
事実じゃないと意味ないよ、臣。」



臣「っ...わかってる」



隆「はは!焦ってる臣可愛いっ」


またにやにやしてる隆二

それは置いといて、



世間にガセの熱愛流したところで
あいつの気持ちが俺に無いなら
そんなの意味ねぇことだってわかってる


じゃあ、これからどうするか。



俺はAの心を手に入れる


がんちゃんには、渡さない。

絶対。




俺はAの方へ歩いた

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作者名:ぬん | 作成日時:2016年10月2日 2時

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