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#43 ページ47






「え...」



広臣は訳がわからないって顔で私を見ていた

でも私は何も言わず、ただじっと広臣の目を見る






感じる?


私は広臣が選んだこの歌に、気付かされたよ



かなり突然だったけど確かだった。



これが運命かもしれない
これが、恋なのかもしれないって

岩ちゃんには感じなかった想いを
今、広臣に感じたの




「A...」



私を胸に引き寄せた


そして2人だけの空間で静かな時間が流れた



...





何分経ったのかな...


あぁーいい匂い、
すごい幸せ

ずっとこうしていたいって思う



それだけじゃない

岩ちゃんに抱きしめられたときとは何か違う


これが、愛なのかな




すると、いい声が耳に響いた




「A、好き」



そしてぎゅっと強くなった広臣の腕




私も何か返事しようとするんだけど、



「広臣、息できない...」



「あ、ごめん」




やっと離れた広臣の体

...まだあったかい





「ってかさ、急すぎじゃね?」



「え...」



「歌うたって、いきなりまじな顔になって
”運命”とか言われたら焦るわ」



「そ、そういうのって突然来るって言うじゃん!!」



「突然すぎだろ!!笑笑」



クックって笑う広臣

この笑い方ももう慣れたなぁ




「そう言えば、岩ちゃんは?」



ビクッ



「お前、わかりやすすぎ」



「いや、別になんもないけど」



「目、泳いでるけど」



「泳いでないけど」



「なにムキになってんだよ。
あーあ。やっぱり岩ちゃんが好きなんじゃねーの?」




不意打ちの広臣の拗ねた顔

なんか、可愛い、



「あれ〜もしかして拗ねてんの?」


すると即答


「拗ねてねーよばーか」



「だっ、誰がばかじゃ!
ばかって言う方がバカなんだよ!!」



はいはいとか言いながらまだスネ夫


仕方ないなぁ



「岩ちゃんには、告白されたよ」



そう言うと

うーわ先越された って悔しそうにする




「ふふ。でもね、自分の気持ちがちゃんとするまで
返事は待ってもらってたの」



そう言うと私の方に向き直ったスネ夫



「ふうん。で、お前の気持ちは?」




広臣は、出会ったときから


強引だし、悪魔だし、意地悪だし、
私のことトコトン振り回すけど



私はゆっくりと近づいて広臣の方に腕を回した


そしてぎゅっと抱きしめた




「私は広臣が好き
広臣との運命を信じたい」









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作者名:ぬん | 作成日時:2016年10月2日 2時

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