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#5 omi ページ5





彼女は17歳でデビュー


まるで人形のように整った顔と
生き生きとした演技、
そして太陽のように明るい性格で

Aはすぐに有名になった



世間がAをチヤホヤするなか


顔はタイプだな〜
俺の興味はそんだけだった




あるとき


”小崎A19歳、新たな挑戦”
と雑誌の記事で読んだ


それはAが
歌を出すという内容だった



”女優は演技だけやってたらいいのに”
そう思ったのは俺だけじゃなかった



ネットでは批判的な意見が多かったし

他の歌手たちは自分の地位を守るために
辛辣なコメントをしていた




そんな世の中の声を押し切って

初めて小崎Aがテレビで歌った



正直、



ドキッとした



なぜか驚くほど説得力のある歌詞に
透き通る声にマッチするメロディー



19歳の少女が
作詞作曲したなんて思えなかった


そしてとんでもなく上手い



その番組でAが語った、
音楽に対する彼女なりの大きな想いとか、夢。


聞けば聞くほど圧倒されるものばかりで
俺はテレビの中の少女から目を離せなかった。




”俺が持っていないものを
19歳の少女は持っている”



彼女に惚れた瞬間だった



追いかけたい、
俺の心の片隅にその思いは確実に存在した




「そんな感じ。」


ぽかんと口を開けたまま閉じない
目の前の男5人



「なんすか、」



やっと我に返ったメンバー



隆「まって、」


岩「臣さんそれって、」


E「それはやばい!」


己「まじで、」



人「ぞっこんじゃん!!!!!♡」



直人さん目キラッキラしてる



人「どこにそんなピュアな臣ちゃんが
いたんだろうなー♡」



隆「俺も知らなかったっ!」



己「意外すぎだろ」



「自分の恋話ほどキモいもんないっすよ」



良い歳した男5人が
こっちをみてにやにやしてる



そんな中うちの小悪魔が



岩「実は俺もファンなんっすよ!
Aちゃんの!」



「は?」



なに?聞き間違い?



岩「え、知らなかったんすか?
AちゃんのライブのDVD
何枚か家にあるんすけど、見たことないすか?」


人「えーー!それも初耳だわ!!」


E「岩ちゃん、そのまま動くな、
臣さんが威嚇してんぞ笑笑」


己「まじの顔だ」


岩「やべっ、臣さん、またDVD貸しましょうか?」



こいつ本気で言ってんのか、
可愛い顔してなんでも通そうって魂胆だな



「いいわ、」



でも、ごめん岩ちゃん


あいつはもう、俺のもんなんだ






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作者名:ぬん | 作成日時:2016年10月2日 2時

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