SWAG 登坂広臣 (ページ4)

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#4 ページ4

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「な、なに言ってるんですか！」

この人ほんき？！

臣「え、なにその反応。
Aは嫌なわけ？俺との噂流れんの」

なに、

めっちゃ見つめられてるんですけど。

口は笑ってるのに目力半端ない

「いや、嫌ってわけじゃないけど」

臣「じゃあいいんじゃね？」

「は？」

わけわかんない

なんでそんなに軽く

”いいんじゃね？”とか言ってんのよ

「いや、彼女いますよね？
浮気って勘違いされますよ？！」

ははって笑いながら唐揚げを食べる広臣

臣「いるっちゃいる。
でもみんな本命じゃねーし」

さらっと”みんな”って言ったな
どれだけの子たぶらかしてんのよ。
さっきから言動にいちいち引っかかるわ

...でもなんとなくわかった

なるほど
だからこんなに呑気なわけだ

感心しているうちにがつがつ料理を食べてる
目の前のよくわかんない人

って、
美味しそうに唐揚げ食べるなぁ

臣「もしかして彼氏いんの？」

「え、」

広臣は急に真面目な顔になって

唐揚げを箸につまんだまま

じーーと私の顔を眺めて

臣「ねぇな！」

・

・

・

「はぁー？！」

衝撃のあまりスリーテンポ置いて
勢いよく立ち上がってもたわ

心の声に関西弁出てもたわ。

臣「くくっ、やっぱりおもしれーお前」

大爆笑してるし、
どんだけ失礼なんだよ！！！

「か、彼氏くらいいますよ！！！
私女優で歌手ですよ？！モテるんですから！」

臣「へぇ～、じゃあどんなやつ？彼氏って」

い、いませんよ。彼氏なんて

「え、えーとめっっっちゃイケメン！！
スタイルよくて～、センス良くて～紳士で～」

臣「ふっお前、女優のくせに嘘下手すぎ」

お茶すすりながら言わないでよ
それとふって、鼻で笑ったな

「さっきから失礼すぎません？」

臣「はははっ
ってか、飯冷めんぞ」

「あ。」

＊