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#3 ページ3




その夜、何回も車を乗り換えて
パパラッチの目を盗んで


たどり着いた、高そうな和食料理屋さん



「え、ここで合ってるよね?」


マネージャーには先に帰るよう伝えて
私は1人で中に入る


落ち着いた雰囲気

そして完全個室らしい


キョロキョロ見渡す私に

女将さんらしき人が歩いてきた


『こんばんは。小崎 A様。
登坂様が奥でお待ちです』


綺麗で上品な女将さんは
私を大きな部屋へと案内してくれた


私は言われた部屋に


「失礼しまーす」と言って入る



臣「こんばんは」

とだだっ広い部屋に登坂さんが1人


私も

「こ、こんばんは」

と言って彼の前に座る



臣「俺のこと、だいたいわかった?
ここ最近ずっと芸能ニュース流れてたもんね
俺とAさんのこと」



突然話し出すからびっくりした
それにいきなりタメ口、しかも若干上から。



「すみません、先日は。
誰かわかっていなくて」


私はちゃんと、敬語です
ってアピールする


臣「いいよ、わからなくて当然。」


くくっと笑う彼


この人こんな風に笑うんだ


臣「大丈夫だった?週刊誌の影響とか」


「朝、家の前にパパラッチが何人か、
登坂さんは大丈夫でしたか」


すると登坂さんの顔が一気に曇る


あ、そんなにしつこかったのかな、パパラッチ
と思っていると


臣「やめて?その敬語。
それと、”登坂さん”っての」


まさかのそっち?

でもなかなか真剣な表情してる登坂さん


「いや、まだ2回しか会ってないのに、」


臣「いいよ。俺のこと広臣って呼んで。
俺もAって呼ぶから」


ちょっとニヤニヤしながらお酒を飲む

”ひろおみ”


私はハッと今日の試写会を思いだした



「あの!実は、今日映画の試写会があって
そこで登坂さんのこと聞かれて...」



臣「ストップ。登坂さんじゃなくて?」


「ひ、ひろお、、み。」


臣「はい、上手に言えました」


なにこれ。私なに言わされてんの

ま、今はと、とりあえず話を続ける


「聞かれたとき、私熱愛否定しなかったんです!
すみません!!」


私はおでこが机につくくらいの深さで
勢いよく頭を下げた



すると、はははっ!


と笑い声が。


顔をあげると大爆笑してる登坂、、、

じゃなくて、

広臣。


臣「いいよ、A。
ほんっとに面白い。」


「な、なにが、」




臣「俺、Aとなら
熱愛流れててもいいわー」



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作者名:ぬん | 作成日時:2016年10月2日 2時

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