▽男らしさ(大晴side) ページ31
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いい加減この曖昧な感じも終わりにしよう。そう決心して何日経ったやろうか。
曖昧なままでもいいんじゃないかって思う気持ちもかるけど、やっぱあかんよな。
ちゃんとせな。好きやから、ちゃんとせな。
ふと周りを見渡しても、ももはおらんくて、また1人でフラフラしてんのかあいつは。
石澤「ちょっと柊和くんそれはないわ！」
毛利「ぎゃはは！やっばこれ！」
吉岡「見せて見せてー！」
福井「はは、ザワやっば」
大谷「なにこれ、妖怪やん」
みんなが雑誌撮影の合間にギャーギャー遊んでるのを見て見ぬフリしてももを探しに行った。
あいつもソロの撮影は終わってるはずやからどっかで休憩してると思うんやけど。
楽屋みたいなとこにはおらんくて、ぐるっとスタジオを歩いてみれば、窓から何かを見てるもも。
なにしてんねん。
「ふふ、かわい」
福本「なにしてん」
「え？もう始まる？」
福本「いや、まだやで。なにあれ、鬼ごっこ？」
「んー多分！」
すぐ近くに見える公園では小学生くらいの子がめっちゃ走り回ってて、なんか懐かしいなって。
このクソ寒いのによぉ遊ぶわ。
福本「元気やなぁ」
「あはは、なにそれ。おじいちゃんみたいやで」
福本「いやー、年とったって」
「まだ高校生やん」
福本「もう高校生やで？」
「そうやなぁ」
いつの間にか高校生になった。
福本「初めて会ったときは中学生やった」
「うん」
社長に連れてこられたももは泣きそうな顔をしながら俺たちに挨拶をした。
女の子にドキドキしてた俺はうまく話しかけれんかったけど、福井くんがもものとこまで連れてってくれた。
あのときから、きっと、ずっと、好きやったなぁ。
初めて笑ってくれた瞬間、恋に落ちてた。
「大晴！」
「んー？」
「早く行くで！」
なんてことない会話。当たり前の幸せに気付くのに随分時間がかかってしまった。
隣にいてくれる喜びに、幸せに、やっと気付いた。
例えば美味しいものを食べて美味しいねって言い合ったり、ゲーセンで取れもせんUFOキャッチャーでギャーギャー騒いだり、くだらんことで喧嘩してバカやアホや言い合ったり、そんなことをしたいのは、やっぱりももやねん。
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▽男らしさ(大晴side)2→←▼甘い言葉対決(真鳥side)
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なや - 晴太郎が年上のお姉さんのほうにちょくちょく出てくるから気になって仕方ないです！頑張ってください！ (2017年4月14日 23時) (
レス) id: 972acb31ee (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - コメント失礼します いつも楽しみにしてます！パート4のパスワード教えていただけませんか？ (2017年4月13日 0時) (レス) id: 6a54daccde (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 更新頑張ってください！ (2017年4月9日 9時) (レス) id: 2944c5a0aa (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - とても気になります！良かったらでいいのでパスワード教えてくれませんか？ (2017年4月7日 21時) (レス) id: a255272259 (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - コメント失礼します。 いつも楽しく読ませて頂いています！続きが気になるので、パート4のパスワード教えていただけませんか？ (2017年4月7日 20時) (レス) id: b456d9a872 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aoi
| 作成日時：2017年2月6日 21時
