▼こんな1日でした(丈一郎side) ページ23
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今日は1日Aの家でのんびり。公演があったり、仕事が続いてたりでこんなにゆっくりできるんは久しぶりな気がする。
「腹減ったぁ」
「んー、お昼にするー？」
「する、作って」
「えー、めんどくさぁ。手伝ってよ？」
「おー、多分」
なんやかんや言いながらキッチンに向かうAは料理もできる。
冷蔵庫見ながらなんやブツブツ言うてるけどその姿も可愛く思えるんやから俺やばい。
「何もないから炒飯でいい？」
「おう」
材料を包丁で刻む音が聞こえて、なんかええなこれ。何回も見てる光景やけど見るたびに幸せやなぁって思う。
ずっと見てたら「見過ぎ」って怒られたけど、しゃあないやん。
「A」
「もー包丁触ってるから抱きつかんといて」
「無理」
「ほなおとなしくしててよ」
「んー」
背中からAを抱き締めて、肩に顎をのせてボーッとその手元を見つめてみる。
リズミカルに動く手と響く音が心地よくて、このまま寝れそうやわぁ。
「じょーいちろ」
「んー？」
「寝んといてよ、重い」
「んぅ、A、」
「んー？」
「すき」
「もー何急に」
「だってすきなんやもん」
「ん。わたしも好きやで」
こんな普通の人みたいな当たり前の幸せを感じると、自分たちがただのカップルなんじゃないかって錯覚してまいそう。
「こっち向いて」
「やから包丁持ってるってば」
「置いて」
「わがまま」
包丁を置かせて、無理やりこっちを向かせてその目、頬、鼻、唇、全部にキスをしてみる。
ヤりたいわけじゃない。ただこの持て余してる愛をどうにかして伝えたいだけ。
ほんまに、ほんまに好きで、好きで好きで、壊してしまいそう。
「もういつまですんねん」
「Aもして」
「えぇ？」
「はやく」
「ほんま甘えた」
それはお前や、なんて言い返せん。だって他の誰も邪魔せんのやもん。そんなん甘えたいやん。
同じように俺の顔にくちびるを落としていくAをずっと見つめてた。目があって照れたように笑う顔がなんか初々しくて萌える。
「ほらごはん作ろ？」
「うん」
「満足？」
「うん」
「ならよかった」
その後もずっとくっついてて、たまにキスをして、Aの膝に寝転がって髪の毛を指に巻きつけて遊ぶ俺の頭を撫でてくれてた。
気持ちよくて気付けば寝てて、うん。幸せでした。
これがなんでもない日の、俺たちの日常です。
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なや - 晴太郎が年上のお姉さんのほうにちょくちょく出てくるから気になって仕方ないです！頑張ってください！ (2017年4月14日 23時) (
レス) id: 972acb31ee (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - コメント失礼します いつも楽しみにしてます！パート4のパスワード教えていただけませんか？ (2017年4月13日 0時) (レス) id: 6a54daccde (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 更新頑張ってください！ (2017年4月9日 9時) (レス) id: 2944c5a0aa (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - とても気になります！良かったらでいいのでパスワード教えてくれませんか？ (2017年4月7日 21時) (レス) id: a255272259 (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - コメント失礼します。 いつも楽しく読ませて頂いています！続きが気になるので、パート4のパスワード教えていただけませんか？ (2017年4月7日 20時) (レス) id: b456d9a872 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aoi
| 作成日時：2017年2月6日 21時
