お姫様は関西Jr.でした。2

▽れーじくんとお勉強 ページ25

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「もー！！わからぁん！！」

「んー？どこ？」

「これ！」

「ああ、これなぁ。計算ややこしいなぁ」



もー！！宿題ばっかり！！


れじたんは年上やし頭おかしいし、スラスラ解いてるけどこんなん大人になったら使わんもん！！


もも一生アイドルやもん！



「ほらヒント書いてやったからがんばり？」

「ぶぅー」

「はいはい、終わったらお菓子食べような」

「もうすぐお昼やからあかんって宏志朗くんに言われましたー」

「はは、先手打たれたか。ほな後でももの好きなジュース買ってやるから」

「はぁい」



あーやっぱやらなかあかんよなぁ。


隣のれじたんはスラスラ自分の問題を解いてて、あーあ、こんなとき大晴なら一緒にサボってくれるのになぁ。れじたんお勉強に関しては鬼やからなぁ。


ダラダラと解き進めて、それでもなんとか終わりに近づいてきた。




「れじたん！これ最後！」

「お？ほんま？えらいやん！」

「ほら！ね！？」

「ん。もうちょっとな」

「うん！」

「えらいえらい」



ポンポンって頭を撫でてくれるれじたんの手が気持ちいい。なんかワンコになった気分。


れじたんはもうすでに全部終わってて、なんかニコニコしながらもものこと見てるん。そんなおもしろくないでー？



「れじたん何よー」

「んー？ももが頑張って解いてるなぁって」

「なんやねんそれ」

「んーん。がんばれがんばれ」

「ほーい」




れじたんは時々よく分かんない。なんかねすごい優しい顔してみんなのこと見てるから、ほんまにみんなのこと好きなんやろなぁって。

もちろんももだってれじたん大好きやけどな！




「おーわった！」

「お、どれどれ。おお！できてるやん！頑張ったなぁ」

「んふふ。れじたんありがとー」

「いいえ。ほな、気分転換にお散歩でも行こか」

「うんっ！」



この後れじたんにスムージー買ってもらって、それでお腹いっぱいになっちゃって、結局宏志朗くんに怒られました。




福井「間食はええけど、食事がいらんくなるくらいはあかんっていっつも言うてるやろ！ももどうせでも食べへんのやから！」

「はぁい」

大谷「まぁまぁ。今日は宿題頑張ったし。俺が買ってきただけやから、な？」

福井「はぁ。夜はちゃんと食べるんやで」

「うんっ！」



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