La reine des Neiges…[６] (ページ31)

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『電話終わった？』

目「あ、うん。今から迎えに来るって」

『そうなの？他になんか言ってた？』

目「代役が俺って知らなかったみたいで、こんな時間まで一緒だから心配してただけだったよ。あとはAちゃんが寝れてたか聞かれたけど…」

『…そっか』

目「もしかして寝れないことがあるの？」

『ん？ないよ、ただの心配症なだけ(笑)…じゃあ、帰る用意しよっか』

目「そっか…Aちゃん、疲れてたのに付き合ってくれてありがとうね！」

『ううん！今日から頑張ろうね？』

目「うん！」

しばらくすると照くんと翔太くんが稽古場まで迎えに来てくれた

岩「Aちゃん、目黒！」

目「おはようございます。わざわざすみません」ペコッ

『2人ともごめんね…』

渡「ったく…無理すんなって言ったよな？」

『無理はしてないもん…』

渡「あ゛っ？」

ビクッ
『っ！！』

岩「翔太、怖いよ！Aちゃんもすぐ帰る約束だったのに何でこんな時間になるの？」

『つい夢中になって…目黒くん頑張ってたから少しでもいいものにしてあげたくて…』

岩「Aちゃんの気持ちもわかるけど、それで無理したらどうなるかわかるよね？」

『ごめんなさい』

目「俺のせいでもあるんです…ほんとすみません」

『や、目黒くんは悪くないから！』

目「いや、でも…」

岩「とにかく！…まだ相手が目黒だったからいいものの、気をつけてよね？」

『…はい』

翔太くんはまだ何か言いたそうな顔をしていたけど時間もないからと目黒くんを家に送り届けたらシェアハウスに戻り、あたしはシャワーを急いで浴びてから準備をして演舞場へと向かった