La reine des Neiges…[６] (ページ22)

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結論が出た日、ゆきは納得したもんだと思ってた
でも昨日の様子からして本当は納得してないんじゃないかと気掛かりで今日来て話を聞いてみれば案の定だった

俺は、ゆきのさっきの言葉が少し気になり…

三宅「ねぇ、ゆき…」

『…はい？』

三宅「ゆきは歌舞伎に出たい？」

『それは…私は女だから伝統として無理ですよ』

三宅「伝統だからとかじゃなく、ゆきの素直な気持ちが知りたい」

俺の言葉に少し考える様子をみせるゆき…

『…そりゃ出たいです…出れるなら皆んなと同じ舞台に立ちたい。私もSnowManなのになんで、私だけあそこにいれないんだろうって…女だから仕方ないって頭ではわかってるけど、毎年見守ることしか出来ないのが悔しくて堪らないです。
初めの頃は少しでも関わってタッキーやSnowManや他のJr.の手助けになれるだけでも幸せだった。でもSHOCKで舞台に立つことの楽しさを知ってからは、みんなには言えなかったけど歌舞伎だけ一緒に立てないことにずっとモヤモヤしてて』

三宅「そっか…そうだよな」

『きっと今回も6人としての披露だったら、諦められてたと思うんです…でも7人としての形で披露するって決まって、みんなの気持ちも嬉しかったから最初は納得したけど…稽古をするたび私は舞台に出れないのに何してんだろって、こんな形をファンは望んでるのかなって思えてきちゃって』

三宅「そういうことか…」

『こんなこと思うなんて最低ですよね、私…』

三宅「そんなことない！それだけ、ゆきもSnowManの一員になれてるってことでしょ？だからこそ、あいつらと出たいって思えるんじゃないかな…
今すぐには無理だけど、いつか必ず、ゆきが出れるようにする。滝沢もそうしたいとずっと思ってるから。だから、それまで待っててくれない？」

『健くん…(泣)』

三宅「泣くなって。な？…ほら、時間なくなっちゃうから食べちゃお？」

『…はい』

この日、ゆきの気持ちが知れて、いつか必ず歌舞伎の舞台にゆきを立たせたいという思いがより一層強くなった