La reine des Neiges…[２] (ページ38)

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阿部side.

阿「あの…大倉くん達とAちゃんの関係って…」

大倉「ああ、Aとエイトは昔、関西におった時からの知り合いやねん。小さい時から知っとるから、もう家族みたいなもんやな」

阿「そうなんですね。だから…」

大倉「でも、これからはSnowManがそうなってくれると俺らとしては安心すんねんけどな」

岩「あ、加入の話知ってるんですね」

大倉「おん。Aから聞いとる」

そんな話をしていると、照の腕の中で寝ていたAちゃんが少し動き…

『ん……あ、れ…あたし…』

岩「あ、起きた？」

『あ…照くん！…ごめん、重かったよね』

岩「いや、全然…それより、Aちゃんは平気？」

『うん…泣いたら、少しスッキリした』

阿「なら、いいんだけど……あ、服っ…」

俺の目に入ってきたのは、上着の隙間からのぞくビリビリに破かれたであろうTシャツ…

『あ、これ……お気に入りだったのにな(苦笑)』

岩「そんな無理して笑わなくていいよ」

大倉「後でヤスにでも、服借りたらええ」

『え、悪いよ…上着羽織って前閉めてれば分からないし』

大倉「その上着は俺のやけど？(笑)」

『あ、そうだった…』

阿「あの、とりあえずずっとここにいるのも…」

大倉「そやな。岩本達は稽古やろ？戻った方がええから、Aは一旦エイトで預かるわ！」

『え？大丈夫だよ？…あたしも稽古に戻る』

大倉「まず着替えてからにし？な？」

阿「俺もその方がいいと思う」

『…わかった。先に戻っててくれる？』

阿「うん。ゆっくりでいいからね？」

岩「他のやつには上手く言っとくから」

『うん。ありがとう』

そう言って途中で別れ、Aちゃんは大倉くんに支えられながら関ジャニさんの楽屋へと向かって行った