La reine des Neiges…[２] (ページ37)

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タッキー達が去ってから少しして

『たつくん、ありがとう。もう大丈夫だよ？』

大倉「でも、まだ…」

『平気…』

そう言って、俺の腕から離れて立ち上がろうとするも…

『あ…きゃっ！』

岩「あ、あぶない！」ガシッ

足に力が入らなかったのか、倒れそうになった所を岩本が慌てて支えた

『ごめん…力が入らなかった…』

阿「無理しないで…震えてる。怖かったんでしょ？」

『ん…でも…』

大倉「A…メンバーには弱いとこ見せてもええねんで？」

『うっ……ふぇっ(泣)』

岩「ごめんね…守ってやれなくて」

『うぅ…うわあぁぁぁぁん(泣)』

阿「ごめんね」

岩本がAをそのまま腕に抱え、阿部がその背中をさすって座っていると、泣いていたのがだんだん静かになっていき寝てしまったようだった

大倉「寝てもうた？」

岩「はい」

阿「体制キツいでしょ？代わろうか？」

岩「いや、このままで。起こしたら可哀想だから」

阿「そうだね」

岩「あの、大倉くん…Aちゃんは、その…」

大倉「あぁ、大丈夫…未遂や」

阿「そっか。それだけでもよかった…あの、大倉くんたちは何でここに？」

大倉「たまたま俺らも今日ここで練習やってん。で、タッキーからAがおらんようなったって連絡来て探してたんや」

岩本「そうだったんですね…もし大倉くん達がいなかったら今頃…」

大倉「なぁ…岩本、阿部。…Aには多分これからもこんな事が何回あってもおかしない。今日みたいにならんようする為にも、メンバーであるお前らが傍で守ってやってや」

岩•阿「「はい」」