La reine des Neiges…[２] (ページ4)

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『目黒さんって凄いですね…私が道端凌久で間違いないです』

目「やっぱり…でも、名前も全然違うし、深雪さんは女の子ですよね？」

『それには事情があって、実は社長…ジャニーさんの意向なんです』

目「え？ジャニーさん？…どういうことですか？」

『私、従兄のオーディションに付き添いでいたところを男の子と間違われてジャニーさんにスカウトされたんです(笑)』

目「え？そんなことあるんですか？」

『その頃は髪も短くて、その日はちょうど従兄のお兄ちゃんのお下がりを着ていたので(笑)…それで両親が女の子だってジャニーさんに伝えたんですけど、それでも事務所に入れたいって言って男の子のフリをさせて入所させたんです』

目「でも、なんで名前…」

『苗字は当時の父の姓なんです。中学に上がる前に両親が離婚して、それからは今の姓の深雪になりました。下の名前は流石に女の子の名前のままってわけにもいかないからとジャニーさんが考えてつけたんです』

目「それで違ったんですね…でも、どうして急にJr.を辞めちゃったんですか？」

『もともとジャニーさんと両親が小学生までと期限を決めていたんです。それ以上は成長とともに女の子って分かるだろうからって』

目「そうだったんですね」

『でも、よく道端凌久なんて覚えてましたね。関わったことありましたっけ？』

目「いや、ないです」

『そうですよね…なのに、どうして？』

目「俺2010年入所なんですけど…その当時、年下なのに凄いのがいるってJr.の中でかなり有名で。小さいのにダンスもアクロも出来て、デビューしてる先輩たちにも人気だし、グループに所属してないのにバックに引っ張りだこだって」

『そうだったかなぁ…』