La reine des Neiges…[２] (ページ3)

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『すみません、目黒さん。お待たせしました』

目「あ、いえ。大丈夫です」

『先ほどのお話ですが…今からお答えすることは他の人に言わないとお約束いただけますか？』

目「え？」

『今から言うことは、私と目黒さんだけの秘密にしてほしいんです』

目「…わかりました」

目黒さんの目を見て、この人なら大丈夫
そう思ってタッキーからも許可が出たし、あたしは目黒さんに伝えることにした

『少し長くなるので、あちらに座りませんか？』

目「あ、はい」

そう言って自販機の前の少し奥の方にあるソファーに、飲み物を買って座った

目「さっきはすみません。急にあんなこと…」

『いえ、大丈夫です。正直驚きましたけど…』

目「そうですよね…深雪さんがジャニーズにいるわけないのに変なこと言いました」

『いえ、そんなことないです…目黒さんが言うように、私は昔ジャニーズJr.に所属してました』

目「やっぱり…」

『あの…よかったら、何でそう思ったのか聞いてもいいですか？』

目「えっと…昔、道端凌久(りく)くんって子がJr.にいたんです。それで、その子が深雪さんに似てる気がして」

『そんなに似てますか？』

目「はい！…最初は兄弟とか親戚なのかなって気になって見てたんですけど、年齢も深雪さんと一緒だし何より今日の髪型を見た時に間違いないと思って」

『髪型…ですか？』

目「いつもは髪が長くて何となくだったんですけど、でも今日の撮影では短いじゃないですか。その時に道端くんにしか見えなくて…」

『そういうことだったんですね』

凄く見られていたのは、そういう理由だったんだ…
確かに今日の撮影ではショートのウィッグを被ってる
でも、それだけで気づくなんて目黒さん凄いな…