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『youはね、絶対に誰からも愛されるスターになるよ』
パパはそう言って私へアイドルとは何かって教えてくれた。
タッキーに憧れて、見よう見真似で踊り歌う私をパパは楽しそうに眺めてた。
幼くして両親を無くして私を見つけてくれたパパは、もうこの世には居ない。
みんなに愛されながら見送られたパパを見て、私はその時に嫌ってほど痛感したんだ。
……………大切な人を失うのが怖いと。
.
岩「A、大丈夫？」
パパを見送って数日が経ったある日、誰も居ないレッスン室の鏡の前で胡座をかいてボーッと座っていると、その隣にいつの間にかひーくんが座ってた。
あれ、いつの間に？
「うーん、案外平気だね」
岩「……無理すんなよ」
共に頑張ってきたひーくん達は誰よりも私を見ててくれたんだと思う。
他のみんなは腫れ物に触れないように、ただそっとしておいてくれる感じ。でもそれも良かったんだけど。
「してないよ。大丈夫」
岩「笑顔、下手くそなんだって」
くしゃくしゃって髪を撫でてくれる大きな手、今も忘れられない。
.
深「Aちゃ〜ん」
椅子に座っていればふっかが猫撫で声で近寄ってきて、無視していれば私の背後に椅子を持ってきて座る。
グイーン、と背中を合わせて私に体重を預けてくるから流石にしんどくて「なに？」と聞いた。
深「別に〜、なにしてんのかな〜って思って」
「おーもーいー」
深「あはは！重い〜？ じゃあ今度はAがしてみ？」
今度は、て……。軽くなった背中。
振り向けば、ほらほらと手招きされてるから言われた通り背中を合わせてもたれてやった。
深「んふふ、重いねぇ」
「失礼な」
深「いいんだってぇ。この重さがお前がちゃんと生きてるって証拠じゃん」
「なんじゃそりゃ」
深「A〜、ラーメン食い行こっかぁ」
「一人で行け」
深「なぁんでよ、ふっかさんとデートしよ？」
「やだ〜」
このあと私が折れるまで珍しくしつこかったなぁ、なんて。
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みぃ(プロフ) - TwitterのDMを送らせていただいためぐみと申します。最近SnowManを知って、一気に読み進めてきました。切なくて涙がとまりません(>_<)続きも楽しみに読ませていただきます。 (2022年12月25日 19時) (
レス) @page47 id: 6ed58a0011 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» コメント、リクエストありがとうございました！遅くなってしまってすみません。ほんとはもっと賑やかものがいいかなって思ったんですが終盤なので、作品と絡めたら暗い感じになってしまって(汗)ちょっとでも楽しんでもらえていたら嬉しいです！ (2021年9月4日 18時) (レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんばんは☆ﾘｸｴｽﾄ、ありがとうございました♪ﾒﾝﾊﾞｰさんの反応はどんな感じなのかなって、完全な思いつきだったので、こんなｽﾃｷなお話にしていただき、感謝しかありませんv(￣ー￣)v ありがたや〜☆ (2021年9月3日 18時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年8月17日 13時
