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さっくんは私の肩に顎を乗せてボソッと話す。
佐「Aがハッキリしねぇと、アイツらもどうしていいかわかんねぇと思うよ。俺らも男だしそれなりの欲求もある。普通に人肌恋しい時だってあるし、次へ進みたい気持ちだってあるけど、わざわざ振られるって分かっててこの関係を終わらせたのに、ちゃんとお前が幸せになってくんなきゃ次へ進めねぇじゃん」
女の子達と話してるふっか達は、前なら少し会話をしたら直ぐに距離を開けていたのに最近じゃそれはない。
普通に話してて、聞かれれば連絡先を交換しているのも見かけたことがあって、それを見た私を見て苦笑いしてたっけ。
きっと私が複雑な顔をしたから、彼らだって困ってしまうんだ。
佐「お前が俺ら一人だけのもんじゃなくなっても、お前に何かあれば一番に駆けつけるよ。大切な仲間だから。でもそろそろ解放してやんな？ お前が俺らに遠慮することねぇのよ」
「違うよ。これはさ嫉妬だよ。ほんとは皆に私以外の誰かと一緒になってほしくない…なんてそんな勝手なこと思ってるんだよ」
独り占めしたいんだよ。
私だけ愛して欲しかったんだよ。
変わらない愛をずっと。
だけどさっくんは「なにも変わらねぇよ」って、何度も何度も小さな子供に言い聞かせるように優しく伝え続けてくれた。
この嫉妬心はきっと暫く晴れることはないけど、私も彼らから卒業しなきゃいけないんだ。
私だって大好きな皆が幸せになってほしいと願うから。
「本番5分前でーす！」
スタッフの声がかかって、皆がゾロゾロと集まり始める。
さっくんの腕の中で縮こまっていた私の頭を撫でていく手や、頬を摘む指、コツンと二の腕を軽くグーパンしてくる人。
見れば皆にこやかに微笑んでいて、この笑顔があるなら大丈夫かなって。
卒業＿＿＿＿＿＿しよう。
ちゃんと向き合って、大人になろう。
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みぃ(プロフ) - TwitterのDMを送らせていただいためぐみと申します。最近SnowManを知って、一気に読み進めてきました。切なくて涙がとまりません(>_<)続きも楽しみに読ませていただきます。 (2022年12月25日 19時) (
レス) @page47 id: 6ed58a0011 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» コメント、リクエストありがとうございました！遅くなってしまってすみません。ほんとはもっと賑やかものがいいかなって思ったんですが終盤なので、作品と絡めたら暗い感じになってしまって(汗)ちょっとでも楽しんでもらえていたら嬉しいです！ (2021年9月4日 18時) (レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんばんは☆ﾘｸｴｽﾄ、ありがとうございました♪ﾒﾝﾊﾞｰさんの反応はどんな感じなのかなって、完全な思いつきだったので、こんなｽﾃｷなお話にしていただき、感謝しかありませんv(￣ー￣)v ありがたや〜☆ (2021年9月3日 18時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年8月17日 13時
