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宮「お姫様、どんな形でも構わない。俺はずっとあなたの傍に居ますよ」
「……っ、」
私を見下ろす視線が、その言葉に嘘がないと物語る。
なんて優しい人なんだろう。
振られた相手に、そんな言葉を言えるなんて。
他の人がどう思うかなんて知らない。
ただ私はその重い言葉が嬉しかった。
誰かと思い合えば、もう皆とは一緒に居られない、ううん居てくれない。
私の傍にいる価値がなくなるんじゃないかって。
その言葉が思ったよりも嬉しくて、舘さんを見上げる瞳が潤んだからか、「ちょっとすみません、休憩入れていいですか？」と撮影にストップをかけた舘さん。
阿「A大丈夫？」
宮「こっちおいで。少し休もう」
先にふっか達の撮影をすることになって、私は二人に連れられて控え室に行った。
部屋に入ると撮影組以外は残ってて、どうしたのってラウちゃんが寄ってくる。
ソファに座らされてその隣にポスンと腰掛けたのは阿部ちゃん。
ポンポンと膝の上を叩いて「どうぞ」と膝枕を提供してくれるようだ。
ラ「Aちゃん、どうしたの？」
宮「ちょっと寝不足みたいでね。順番後に回してもらったんだ」
だから少し部屋から出てもらっていい？
と、舘さんが言えば皆文句も言わず部屋を出て行く。
きっと現場の方へ移動するんだろう。
部屋を出る時に舘さんが部屋の明かりを薄暗くしてくれた。
阿「きっとAは今すごーく居心地悪い時間を過ごしてるんだろうね」
女の子みたいに可愛い仕草を見せる阿部ちゃんでもやっぱり男の子で、頭を撫でてくれる手は大きくて安心感に包まれる感じがした。
寝てもいいから聞いてて。と、阿部ちゃんが続ける。
阿「俺ね最初女の子のAに出会った時、どう接していいかわからなかったんだよね。男ばかりだし、俺自身男兄弟だし。
でも俺が勉強と仕事の両立で大変だった時、Aは特に用もないのに俺の傍に居てくれた」
受験の為に一時期仕事をセーブし始めた頃のことかな。
あの時、阿部ちゃんは他のメンバーに気を使ってかいつも離れたところにいたし、他のメンバーもそうだった。
私は同じグループでもなかったから逆に阿部ちゃんの傍に居やすかっただけだ。
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みぃ(プロフ) - TwitterのDMを送らせていただいためぐみと申します。最近SnowManを知って、一気に読み進めてきました。切なくて涙がとまりません(>_<)続きも楽しみに読ませていただきます。 (2022年12月25日 19時) (
レス) @page47 id: 6ed58a0011 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» コメント、リクエストありがとうございました！遅くなってしまってすみません。ほんとはもっと賑やかものがいいかなって思ったんですが終盤なので、作品と絡めたら暗い感じになってしまって(汗)ちょっとでも楽しんでもらえていたら嬉しいです！ (2021年9月4日 18時) (レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんばんは☆ﾘｸｴｽﾄ、ありがとうございました♪ﾒﾝﾊﾞｰさんの反応はどんな感じなのかなって、完全な思いつきだったので、こんなｽﾃｷなお話にしていただき、感謝しかありませんv(￣ー￣)v ありがたや〜☆ (2021年9月3日 18時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年8月17日 13時
