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「あのさ、あんまり思い詰めないでほしいって思うんだけど言わせてもらっていい？」
「うん」
窓の外を見たまま返答する私、ガラスにはめめの横顔が反射して写ってる。
「俺さ、メンバーとしても女の子としてもAちゃんが好きだわ」
真っ直ぐ、捻ることなんて知らないめめはそれが当たり前のようにサラッと言えちゃう。
すごいなぁて思う。
「…ありがとう」
私はこれが精一杯。
誰かの気持ちに答えるのが怖い。
例えばめめと付き合って、めめはずっと私と居てくれる保証はどこにも無い。
私が今辛いってなった時に、めめが居なきゃ私は誰かにきっと甘えてしまう。
でもそれってしちゃいけないことだよね？
私はどこか人とズレてるんだと思う。
膝の上に置いていた手が大きな手に包まれて、ゆっくりとその手を見る。
「俺はお前のこと1番好きだから。どれだけ放っておかれようと待ってるよ」
「なんでそんなこと言えるのかな。私にそんな価値ないよ」
「あるよ。ただ居てくれるだけで俺が元気になるから。それでいい。それがいい。ね、俺のこと好き？」
赤信号で停まって、めめが私の目を見つめる。
ほらやっぱり迷いがない真っ直ぐな視線。
「……今は、答えられない」
「わかってるけど聞いちゃった。ごめん」
「でも一番好きな人は、見つけたいと思う」
少しずつ、動き出す関係。
少しずつ、変化する気持ち。
「うん。俺さぁ…一番がいいんだよねなんでも。だからさAちゃんの一番になれるように頑張る」
「めめ、おバカ」
「かっこよくない？ 一途なバカって」
「うん、好き」
「ふはっ、ねえもっかい言って？今度はちゃんと俺の目を見て言って？ほら早く、信号変わっから」
うう、やっぱり言わなきゃ良かったと後悔しつつ、めめが握った手をぎゅうぎゅうして少し痛いから……
「……好き、だよ」
「ふはっ、やべえな。Aちゃん、」
ふう、と火照った頬を扇いでいれば名前を呼ばれて、逸らした顔をクイッと掴まれる。
強制的にもう一度めめと合った視線。
ドキッとした。
「俺は絶対、お前を放っておかないから。覚悟して？」
ちゅっ、と軽く唇と唇が触れて直ぐに離れた。
赤信号が青に変わって、横を向いためめの顔を暫く見つめていれば、「恥ずかしいから見んなよ」て顔面を手で覆われた。
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みぃ(プロフ) - TwitterのDMを送らせていただいためぐみと申します。最近SnowManを知って、一気に読み進めてきました。切なくて涙がとまりません(>_<)続きも楽しみに読ませていただきます。 (2022年12月25日 19時) (
レス) @page47 id: 6ed58a0011 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» コメント、リクエストありがとうございました！遅くなってしまってすみません。ほんとはもっと賑やかものがいいかなって思ったんですが終盤なので、作品と絡めたら暗い感じになってしまって(汗)ちょっとでも楽しんでもらえていたら嬉しいです！ (2021年9月4日 18時) (レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんばんは☆ﾘｸｴｽﾄ、ありがとうございました♪ﾒﾝﾊﾞｰさんの反応はどんな感じなのかなって、完全な思いつきだったので、こんなｽﾃｷなお話にしていただき、感謝しかありませんv(￣ー￣)v ありがたや〜☆ (2021年9月3日 18時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年8月17日 13時
