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出来るだけ安全運転で、でも出来うる限りの速度を出して阿部から指示された場所へ車を走らせた。
深「先行くわ」
岩「ああ頼む」
ホテルの前でふっか達を降ろして、俺は地下に車を回す。
その間も気は焦るし落ち着かなくて、急いで停めてスマホを出した。
阿部に何階にいるのか聞いて走ってエレベーターへ向かった。
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「危ないと思うなら、その子うちの子なんで返してくれますかね」
「あれ？Aちゃんだけじゃなかったんだ〜」
「ですね。先に仕事終わったので先に来ちゃったみたいで、後は僕らがついてるので大丈夫です」
エレベーターを降りてどっちに行けばいいんだ、て思ったけど直ぐに見つかった。
なんか絡んでんなー。
言い方こそ穏やかだけど、普段俺らと会話するようなトーンじゃなくて低い声のふっか。
皆の頭の隙間から見えたのは、あれは結構人気の俳優さんだった。
岩「どういう状況？」
目「Aちゃん多分相当酔ってるみたい。あの人に抱かれてる」
は？ ピクっとこめかみが動いて、目黒を押し退けて前へ出ると、顔を赤くしたAが俳優さんにぐたりともたれかかっていた。
岩「すんません。…貴方が飲ませましたか？」
「ん、いいえ。僕が此処で見掛けた時には既にこんなんだったよ。はは、そんな怖い顔しないでくださいよ。王子達が居るなら後はお任せするから」
ヘラヘラした態度は気に食わねぇけど、お互いに初対面だから拗らせないようにしなきゃいけない。
メンバーならまだしも、そうじゃない男がAに触れてると思うとイライラが収まんねぇのよ。
ほらふっかなんてニコニコ笑うことすら出来なくなって、足をダンダンさせてるし。
佐「じゃあお返し願いまーす」
佐久間はギリ笑顔だけど、抑揚が一切ないから考えてることすげぇ見えてる。
「はーい。お返ししますよ。こうなるまで頑張って一人で歩いてたみたいだけど、多分今日のパーティー偉い人多いから断りきれなかったんだろうね。だからあんまり怒らないであげてね」
Aを佐久間へ渡して、通り過ぎながらポンっと肩を叩いていく。
阿「すみません。ありがとうございました」
阿部だけは最後まで笑顔でいてくれて助かるわ。
俳優さんが去ったとほぼ同時にエレベーターがポンっと音を出して開く。
あ、翔太。
…………今の見られてなくて一番良かった相手って、きっと翔太だな。
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みぃ(プロフ) - TwitterのDMを送らせていただいためぐみと申します。最近SnowManを知って、一気に読み進めてきました。切なくて涙がとまりません(>_<)続きも楽しみに読ませていただきます。 (2022年12月25日 19時) (
レス) @page47 id: 6ed58a0011 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» コメント、リクエストありがとうございました！遅くなってしまってすみません。ほんとはもっと賑やかものがいいかなって思ったんですが終盤なので、作品と絡めたら暗い感じになってしまって(汗)ちょっとでも楽しんでもらえていたら嬉しいです！ (2021年9月4日 18時) (レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんばんは☆ﾘｸｴｽﾄ、ありがとうございました♪ﾒﾝﾊﾞｰさんの反応はどんな感じなのかなって、完全な思いつきだったので、こんなｽﾃｷなお話にしていただき、感謝しかありませんv(￣ー￣)v ありがたや〜☆ (2021年9月3日 18時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年8月17日 13時
