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「な、なに？」
危ないなぁもう！と、文句を言ってやろと振り返ると立ち上がった翔太の顔が目の前に。
「あのさマジごめん。ちょっと恥ずいから小っちゃい声で言わせて。もっと困らせるけどいいかな？」
照れくさそうに頬を染め最後にチラッと私を盗み見るようにして言うから、なにも言えずにただ頷いた。
すると握られた手がさっきより熱く感じてきて、
.
「………俺も好きって言ったら、どうする？」
「＿＿＿え、」
じーっと見つめられて、無言の時間が数秒。
「どうするって、それはいつもの、」
いつも冗談で言い合うみたいな感じの”好き”だよね？
だから私は答えなくてもいいんだよね？
なんて思ってたけど翔太は一向に笑うことも「ばーか」と茶化すこともなくて、私があわあわしだして漸くはあ、とため息を吐いた。
「嘘」
「……嘘？ え、嘘？」
「うん。これ見てよ。ほらこれ今度やるボイスドラマのやつな。俺の台詞見て」
「あ……」
渡された台本を見ると、さっき翔太が言っていたことと同じようなことが書いてある。
つまり私で練習したってこと？
じっ、と伺い見るとびにょーんって頬を引っ張られた。
「なっ、にゃひよっ？」
「ぶっさいくー。つうかこれ、相手役お前なんだから気づけよ。台本貰ってるっしょ？」
「あー、多分。ごめん、」
僅かに痛む頬を撫でながら、そういえば昨日マネージャーから受け取ったような。中見忘れたけど。
鞄にあった気がして探っていたら、「俺行くわ」と翔太がドアに向かうその背中を見つめていれば、
「……なあ、」
「んー？」
「俺のこと＿＿＿＿＿＿」
「お待たせぇ！ A、飯食い行こう〜！…て、あれ翔太？ なにしてんの？」
翔太が何かを言ったのと、さっくんが勢いよく入ってきたのとほぼ同時。
だからなんて言ったかよくわからなくて、戸惑い見れば苦笑いして手を振って出て行く翔太。
「翔太…」
(俺のこと、好きになってくんないかな？)
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みぃ(プロフ) - TwitterのDMを送らせていただいためぐみと申します。最近SnowManを知って、一気に読み進めてきました。切なくて涙がとまりません(>_<)続きも楽しみに読ませていただきます。 (2022年12月25日 19時) (
レス) @page47 id: 6ed58a0011 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» コメント、リクエストありがとうございました！遅くなってしまってすみません。ほんとはもっと賑やかものがいいかなって思ったんですが終盤なので、作品と絡めたら暗い感じになってしまって(汗)ちょっとでも楽しんでもらえていたら嬉しいです！ (2021年9月4日 18時) (レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんばんは☆ﾘｸｴｽﾄ、ありがとうございました♪ﾒﾝﾊﾞｰさんの反応はどんな感じなのかなって、完全な思いつきだったので、こんなｽﾃｷなお話にしていただき、感謝しかありませんv(￣ー￣)v ありがたや〜☆ (2021年9月3日 18時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年8月17日 13時
