01.京本派と京本くん ページ1
京本side
『…っ！京本先輩きた！』
『ほんとだ〜…！朝からあんなに可愛いってやばいよね』
『きゃー！京本くーん！おはよう！』
『あぁ〜！まって！今絶対こっち見たよ！やばいやばい！』
皆は朝から元気だな。
俺はすっごく眠たいよ、もう今にも目がとろーんって下に落っこちちゃいそうだよ。
｢んぅ……ねむ｣
ふわっと欠伸をしたらなぜかざわつく周囲にはもう慣れた。
散々“あいつ”に教えこまれたからかもしれない。
どうやら俺は“あいつ”によるとすっごく可愛いらしくて、なんかすっごく人気者らしい。
だからこうやって毎日校門をくぐるときには女の子に囲まれたりするんだって。
｢ん…にしてもねむたいよ｣
靴を履き変えるとき靴箱から出てきた山積みの手紙を、今日も持参した手提げ袋に入れる。
大丈夫だよ、ちゃんと中身は読んでるよ。
好意はすっごく有難いし、嬉しいからね。
……って言うと“あいつ”はちょっと嫌そうな顔をするから面白い。
『あっ、きょ、京本くん、あのね、これ京本くんに似合うかなぁって思って、あ、いや…いらなかったら捨ててくれてもいいの！』
｢…うん？俺に？｣
席に座って突っ伏していたら、クラスメイトの女の子から渡されたシュシュ。
え、俺が？確かに髪の毛伸びたし、使える、けど。
…俺男なんだけどなぁ。
『っ、ごめん！迷惑だったよね！捨てていいから！』
｢いや…ううん、ありがと、ただ俺が使うより…君みたいな女の子がつけたほうが可愛いと思う、よ？｣
あ、え？また俺は何かまずいことでも言ったのか、女の子はシューッと汽車にでもなったかのように顔を赤く蒸気させ、俺に『いえ使ってください！京本くんのが可愛いから！』とシュシュを押し付けてどこかに行ってしまった。
そんな風に言われたら…つけてみよっかなぁ、
さっとそのピンク色をした可愛らしいシュシュを使って髪を結ってみる。
『え、まってまってまって誰あんなのあげた神！』
『いや自分で買った説もある…なにそれ無理なんだけど可愛い』
『はぁぁ〜…！京本くん天使！』
あ、似合ってるみたい、ならよかった、
…今日“あいつ”にも見せに行こっかなぁ。
そんなことを考えながらぼんやりと窓の外を眺めると、大きな歓声が聞こえてきた。
その声に反応して、人混みの中を目で追う。
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椿(プロフ) - 龍晴さん» ありがとうございます！すごく嬉しいです（ ; ; ）続編でもよろしくお願い致します！ (2020年9月15日 22時) (
レス) id: 297f127f9f (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 蕾華さん» たくさんありがとうございます！Twitter検討中です〜！良すぎるだなんて恐縮ですが嬉しいです(；A；)失恋といえばって感じになっちゃってます笑 (2020年9月15日 22時) (レス) id: 297f127f9f (このIDを非表示/違反報告)
龍晴(プロフ) - ひとまず、お疲れさまでした！更新の通知が来るたびに、にやにやが抑えられないほどでした( *´艸｀)１人のキャラクターがかわいくて、かっこよくて、最高でした！ (2020年9月11日 22時) (レス) id: 34d069185e (このIDを非表示/違反報告)
蕾華(プロフ) - ひとまず区切りおめでとうございます〜！ 本当に更新が楽しみで、続編に続くと聞いて嬉しかったです。椿さんのTwitter私は見てみたいです〜o(｀ω´ )o 一人で三回もコメントしてしまいすいません。本当に！作品がよすぎて！ jrくんのひつ連ははかなくて綺麗ですよね〜 (2020年9月11日 16時) (レス) id: 169f18cdbf (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - ふあとさん» ありがとうございます！現在Twitterは開設しておりません。今後も予定はありませんが一度検討してみるのもいいかなと思いました(^ ^)良い機会を下さりありがとうございます！ (2020年9月2日 19時) (レス) id: 297f127f9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿
| 作成日時：2020年3月25日 1時
