ヒーロー？3 ページ23
side ym
次の日
「ねえいのちゃん？ずっとここにいてくれたの？」
いの「ん、んーーーはあ！おはよやまだ、まあ見たまんまよね(笑)」
「なんかありがとね。それとごめんね。」
いの「謝んなくていいよ。もうこれはね、こういうもんだと思って感謝するしかないんだよ。たぶんこれからも何回もいろんな人に助けてもらったり、迷惑かけたり、ときには傷つけられるときが来るかもしれないけど、運命だって思うしかないからね。それも、これも自分のせいではないってことだけはちゃんと覚えとくんだよ。」
そういって頭をなでてくるいのちゃん。
いつもと全然違って大人な雰囲気に重い話なんじゃないかって茶化してしまった。
「いのちゃんこんなにかっこいいこと言うんだね。さては隠れモテモテか！？」
いの「隠れモテモテってなに(笑)ださくない？あのーまあ……なんかやまだにこの距離でそんなこと言われたら照れちゃうわ」
「えっなに、てゆかいのちゃんって優しい喋り方なんだね。それに、こんな距離で人と接することあるんだね。あとさ、、、、」
いの「もういいだろ！これ以上悪口を言うなーーいままで俺の何を見てきたのよ！」
「えーっとね、暗くて、何考えてるかわかんなくて、ちょっと怖くて、、、」
いの「ひどい言われようだな！どーよそんな相手に看病された気持ちは」
「いまは思ってないって！まあ、たった1日だけじゃ本性がどっちかはわからないなーとは思ってるけどね？(笑)」
いの「はーいじゃあこれでアフタートークは終わり！まじめな話するよー」
「アフタートークってｗ」
side in
最初はこんなふざけた雰囲気だったけど、気持ちを切り替えて
山田のこれまでの状況を確認して、昨日起きたことを整理した
その内容が知念が言っていたことと何の狂いもなかったことにある意味恐怖を感じたけど、
それだけ彼が特別なαだということで自分を納得させた
そして油断したらとても危ない目に合うかもしれないと教えて、仕事の時でも
そうじゃなくても遠慮しないで何かあったら俺には頼るってことを約束した
俺のこともいままで言ってなかったとか問題児な部分は隠してある程度は話して
話せる限りの対策方法を伝授したところでひとまず収拾がついたことにした
ただひとり、αがグループにいるという話はできなかった
それは今の彼には情報過多になると判断して
この判断が吉とでるか凶とでるかは誰にもわからない・・・
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作者名：princes77599687 | 作成日時：2020年9月28日 19時
