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僕の話・闇2 ページ13

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「いまからすごいスピードでいろんなこと話していくから
 いやな気持になったり、聞きたいこと出てきたら言ってね?


 あのさ、ぼくは早く相手を作ったほうがいいと思う?


 その、さっきも言ったと思うけどフェロモンにあてられにくい体質だし
 いままで、Ωの人が普通に分かっちゃってたから、
 
 なんていうか、第二の性について特別変だとも変じゃないとも思ったことがなくて。
 普通に男女の差くらいいに思ってたわけね

 なのに、事務所の人には早く香りの誘惑から逃れられるように
 相手を作りなさいって言われてて。

すごく第二の性が邪魔にされているようで、、、番ができるまで大変だった先輩もいるからで、僕はそうならないようにって意味なんだろうけど、


 その必要ないから作りたくないわけよ
 でもこんな人間他にいないじゃん?だから全く信じてもらえなくて

 でも、そのせいで事務所側とうまくいってないんだよね・・・」


いのちゃんにこんな話をするのは立場的には間違ったことなのかもしれないけど
こんなことも話せるくらい、差別も遠慮もしてないよって伝えたくて


伊「それ僕に相談する気ある?
  ほんとは心の中で答え決まってるんじゃない?


  あのさ、正直好きな人いるんでしょ?そのかんじだと
  俺にはただ肯定してほしいっていってるようにしか聞こえなかったよ。


  その気持ちを表に出さないように、雑誌とかテレビでも
  相手と結ばれることだけが幸せじゃないとか、結婚する気はないとか
  言ってるのかななんて俺は思ってたよ??


  知 念は自覚してるわかんないけど誰かには気持ちがちゃんとあって
  でも、それは叶いそうにないから、自分で自分を偽ってるような気がする。」


たしかに僕は結婚する気がないとか、相手に興味がなくなる気がするとか言ってたけど

それって、無意識のあきらめだったのかな

いままで全く考えたことなかった




「自覚してないわけじゃないよ、うん。
 正直自然に目がいってしまう、つい考えてしまう人はいるよ

 心からその人の幸せを願っている。
 だからこそ、その人にふさわしいのは僕じゃない。
 というか、本当は今すぐにでも離れるべき。」


伊「えっと・・・なんで。そんなことあるわけ

  ちょっとわからないけどそれはどうしてなの?」



「その人の、奇跡を台無しにしてしまうから、かな。」

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作者名:princes77599687 | 作成日時:2020年9月28日 19時

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