四十六、 べっぴんさん ページ7
ある日のこと。
サンに呼ばれた惟清はサンの家の廊下を歩いていた。
なんでも、これからある女性を朱華の家に案内するらしい。
その女性はサンの思い人だそうで。
あんな美人の朱華を差し置いてサンを惑わす女性とはどんな奴だ、一言言ってやらないと気がすまない！
と惟清は内心、決意をしていた。
惟清としては美人の朱華に幸せになってほしいのだ。
…惟清は美人が好きなのだ。
美人には幸せになって欲しい。
「よし、いくぞ！」
小さく気合を入れてから、その女性＿カグヤとサンが待つ部屋の前に立つ。
「惟清です、失礼してもよろしいでしょうか。」
声をかけると、中からどうぞ、とサンの声が聞こえ、ゆっくり障子を開けた。
中へ入り、頭をさげる。
「面を上げよ。」
サンが言い、惟清は頭を上げた。
サンの隣には女性が座っている。
そして、
目に入った女性は＿＿
「……めっちゃべっぴんさん…。」
大きな瞳、美しい肌、綺麗な髪…
美人だ、控えめに言っても美人だ。
「え？」
カグヤは少し驚いたように声を上げた。
「あ…いえいえ！！わたくし、惟清と申します、お見知りおきを。」
惟清が頭を下げると、カグヤも慌てて頭をさげる。
「は、はい！私、カグヤっていいます、よろしくお願いします。」
二人が頭を上げるタイミングを見計らい、サンは声を上げた。
「惟清、カグヤを朱華の家に案内してやってくれ。」
「よろしくお願いします。」
カグヤもにこっと笑って言った。
めっちゃべっぴんさん…美人さん…綺麗な人…
惟清の頬に熱が集まる。
「よ、よ、喜んで！」
惟清は世にいうミーハー気質なのだった。
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せなち(プロフ) - 大好きなプリンスカグヤのお話！更新が楽しみで仕方ありません！！これからも頑張ってください！ (2017年5月21日 21時) (
レス) id: 976f699d49 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - いつも楽しみに見てます！更新される度きゅんってなったりせつなくなったりとしてます。これからも頑張って下さいね！応援してます！ (2017年5月10日 6時) (レス) id: ceae9f4bba (このIDを非表示/違反報告)
ぎゅーん(プロフ) - プリカグ大好きすぎて(≧∇≦)更新待ってます！ (2017年3月28日 17時) (レス) id: 5bcc2fc986 (このIDを非表示/違反報告)
一松大好き(プロフ) - 続編おめでとうございます。更新頑張ってください！ (2017年3月17日 22時) (レス) id: 947c26b20a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マリーAI | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Marie-HP/
作成日時：2017年3月16日 20時
