デートしよう！ー2ー ページ5
「うわ……綺麗……」
私は助手席から体を乗り出した。
ドンへが誘ってくれたのは、お花見デートだった！
「凄い綺麗だね」
「うん！」
駐車場に車を止めて、いい場所を探して歩く。
時々、すれ違う人がドンへをチラチラ見るから
もしかしたらバレるんじゃないかとヒヤヒヤするけど、
当のドンへはというとそんなこと気にするでもなく私の手を引いていく。
「ねぇ…ドンへ…離して…」
「なんでさ」
「だって…」
「気にしない気にしない」
一休さんかっ←
「ここにしよう！」
遊歩道を少し歩いて大きな桜の木の下にブランケットを広げる。
そこに並んで座って、作ってきたバケットサンドを広げた。
「うわ、うまそう！」
「ホントに簡単なものよ？」
「全然！ヌナの料理は最高だもん！」
ドンへはハンチングにサングラスっていう、
この清々しい場所に不似合いな格好のまま私が作ったバケットサンドを
パクパク食べる。
なんだか、その顔見てたら自然と笑みがこぼれる。
周りには、平日にも関わらず何組かのグループやカップルがそれぞれ
今が盛りの桜の花を楽しんでいた。
周りからしたら、私たちもそこら辺にいるカップルと違いないのかな?
お腹いっぱいになったドンへが、いきなり帽子とサングラスを外して
私の膝に寝転んだ。
「！！」
寝転んだドンへの頭を見てびっくりする私……
「鈴カステラ………」
次の瞬間、私は大声で笑ってしまった。
「あははははは！」
「ちょ、ヌナ、それ酷くない？」
「あはは。でもおかしくて…あはは！」
「なんだよー、そんなにおかしい？てか、鈴カステラてなに？」
「あはは、ごめんごめん。おかしくないよ、よく似合ってる。
鈴カステラって、日本のお菓子でね。あはは」
「もう！笑い過ぎ！」
ひとしきり笑ったら、見下ろすドンへの顔が妙に真剣で…
あ…そう言えば、この角度からドンへ見るの初めてかも。
眩しそうに、目を細めて私を見上げるドンへが、
上から見下ろしてるにも関わらず私にはすごく眩しくて……
「ヌナ…」
…無言の要求…………に
ゆっくり体を折り曲げると、ドンへが私の後頭部に手を添えて誘導する。
そして……チュってキスをする。
「こうやって下から見るヌナもいいね」
同じこと考えてる？
ドンへが起き上がって、顔が近づいて…
「ヌナ……」
あとちょっとってとこで、ドンへの携帯が鳴り出した。
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さくらこ(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます！更新、がんばります！これからもよろしくお願いします！！ (2013年4月15日 12時) (
レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - ヌナに何があったのーーー？ 早く続きが読みたいです！！ 更新がんばです！ (2013年4月15日 12時) (レス) id: e641b6bc8d (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - 杏さん» コメントいつもありがとうございます♪ラブラブは…しばらく見れないかもです……ごめんなさい。でもきっと！このあともよろしくお願いします^_^ (2013年4月13日 6時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - ヌナに何があったのーー？ラブラブな2人は？気になる！！ (2013年4月13日 0時) (レス) id: 8578c11ec4 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - アインさん» コメントありがとうございます^_^えーっと……これから急展開です…せっかくの幸せな二人を引き裂くことが……今後もよろしくお願いしますね！ (2013年4月12日 20時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
x他1人 | 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2013年3月26日 18時
