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26,剣城side 欲しいもの ページ31
ララヤ｢わらわは思うのじゃ…この星には王が必要だ。父上のように、みんなを正しき道へ導いてくれる王が…。
だから、ツルギが王になってほしいのじゃ！わらわと婚姻の義をとり行えば、ツルギは、この星の王になれるぞ！｣
ファラム・オービアスの宮殿に戻ると、ララヤにそう懇願される。
それでも俺は、Aが脳裏から離れない。
はじめてAのプリズムショーを見た日、俺は氷上で舞い、翼で空高く飛ぶAを見て、ああこれは、俺に神が使わせてくれた天使なんだ、と信じて疑わなかった。
Aとサッカーをした日、俺たちが繰り出す技が羨ましいと、コーデチェンジをしてプリズムジャンプでゴールを決めたときは、もう一生、いや永遠にAとサッカーがしたいと思った。
Aが倒れ、めが姉ぇの“いない”プリズム空間に連れてこられたとき、Aは酷く苦しそうな顔をしていて、その不安を取り除きたくて。
いつの間にか、Aを好きになっていて。
一緒にプリズムジャンプを飛ぶ度、心が震えて。
Aが愛しくてたまらないから、申し訳ないけど、こんなに懇願されても、どうしてもうんとは頷けない。
俺が欲しいのは、国でもララヤでもなく、Aなんだって、いつから気づいてた？
相性の良いキャラ
水川みのり
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作者名：朝日 月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/asahirunap/
作成日時：2018年4月28日 22時
