【イナギャラ】プリズムライブで10連続ジャンプをとんだ伝説のプリズムスタァが宇宙に行くそうです【プリリズRL】 (ページ19)

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15,プリズムの煌めき！ページ19

好葉｢キャプテン！うち、みんなを守りたい！｣

天馬くんが頷く。

メロディ｢メロディ♪｣
｢メロディもわかるのね！好葉ちゃんのプリズムの煌めき…。素敵…とっても素敵！｣
信助｢プリズムの煌めき？｣
｢えーと、みんなはソウルって呼んでるものだと思う｣
葵｢つまり好葉ちゃんのソウルが…｣
｢目を離さないで。好葉ちゃんの輝きから！｣

アースイレブンボールで試合が再開だ。
天馬くんから好葉ちゃんにパスが回る。
好葉ちゃんはサンドリアス陣内へ駆け上がる。
カゼルマくんは驚きつつ、しかし強い声を好葉ちゃんに向ける。
好葉ちゃんはそんなカゼルマくんをかわし、横に向かってパスを出す。
しかしそれを止めたのはバルガ。
並ぶと体格差がすごい。誰が考えても、好葉ちゃんは潰されそうに見えるだろう。
でも、好葉ちゃんは大丈夫。

バルガ｢一思いに踏み潰してやる！｣
好葉｢負けない…！うちがみんなを守る！！｣

瞬間、好葉ちゃんのプリズムの煌めきが好葉ちゃんの周りに具現化し、ミント色のキツネが現れる。
好葉ちゃんの強いプリズムの煌めきが形になったもの…それがきっとソウルって呼ばれるものなんだろう。

現れたキツネはバルガから鮮やかにボールを奪う。
座名九郎くん、黒岩監督、みのりちゃんを除いて全員が驚きの表情だ。

カゼルマ｢奴らがソウルを…？！｣
バルガ｢バカな！｣

実況がフォックスのソウルであることを告げる。ベンチに座る3人も驚きの声をあげる。

メロディ｢メロディ！｣

メロディはラブリーのデコストーンを掲げると、なるちゃんの｢ハート♡イロ♡トリドリ～ム｣が流れる。
私が着ていたはじまりのシンフォニアドレスはピンクを主とした虹色に染まりはじめていた。

九坂｢森村！こっちだ！！｣

試合は好葉ちゃんのソウルの衝撃で一時中断していた。それを気づかせるように九坂くんは好葉ちゃんを呼ぶ。

天馬｢好葉！センタリングだ！｣
好葉｢は、はい！｣

パスが九坂くんにわたる。すると九坂くんは制御のできるヤンキーモードになって、『キョウボウヘッド』を繰り出した。
バダイくんが必殺技を出すまでもなく、ボールはゴールネットを揺らす。
ついに宇宙での初得点！

ここでホイッスルがなり、前半終了だ。
黒岩監督を見ると、｢後半の途中で出す｣という返事。

信助くんが｢絶対逆転できるよ！｣と声をあげる。
大丈夫。ハピなるなるちゃんと、それから、よく吠えるライオンさんが決めてくれるはずだよ。